米国の直接介入を恐れるロシア、3000人追加派兵とF-16 供与に過剰反応

ロシアによるウクライナ侵攻からすでに1年5カ月が過ぎた。ウクライナでは100万人以上の民間人が自宅を離れ、多くは国外に避難している。ウクライナ軍は今年6月からロシアに対して大規模な反転攻勢をかけているが、当初想定していたよりも効果はあがっていない。

そんな中、米メディアの中には「ジョー・バイデン大統領は対ロシア戦に踏み切る準備をしているようだ(グローバル・リサーチ)」といった、米ロ間の戦争がいまにも始まるのではないかといった報道も散見される。

その根拠となっているのが、7月中旬にバイデン氏が出した大統領令である。最大3000人の予備役をロシアとの潜在的な戦闘のためにヨーロッパに派遣すると、ホワイトハウスが発表したのだ。

3000人がいつ派遣されるかは明言されていない。しかし、国防総省のダグラス・シムズ統合幕僚監部作戦部長は次のように述べ、ロシアに立ち向かう強い意思を示した(続きは・・・米国の直接介入を恐れるロシア、3000人追加派兵とF-16 供与に過剰反応)。

「世界に希望が残されているとしたら、それは名もなき人々に」

昨日(7月26日)の朝日新聞夕刊に「ゲド戦記」の翻訳者である清水真砂子さん(82)のインタビュー記事がでていた。「人間の弱さを認めて生きていくところから真の人生がはじまる」という言葉に納得し、全文を読んだ。

ゲド戦記の作者ル・グウィン氏は物語のなかでも記しているが、「世界に希望が残されているとしたら、それは名もなき人々の中にある」という。「オレがオレが・・・」と出しゃばるのではなく、ワン・オブ・ゼムでいることの尊さや豊かさを悟るべきだという。

さらに「人に助けを求める力」を持つともっと生きやすくなると説く。社会では往々にして、助けを求めることにマイナスのイメージがついてまわる。弱者と捉えられてしまうからだ。しかし、実際は助けを求められる方も信頼されることで力をもらうことになる。助けを求め、求められて生まれるつながりが「人を生かしていくのではないでしょうか」と述べる。そしてこうも言う。

「忙しすぎると喜びに気づけないかもしれない。忙しさを脱出する力を持たなきゃ、潰されてしまいます。時には上司や組織と賢く闘うことが必要です。その人らしくあるためには、納得のいく仕事をする時間をもたないといけない」

納得である。あとは実践あるのみである。

伯桜鵬にコブシを握る

新入幕の伯桜鵬がいよいよ優勝直前まできた。

新入幕の力士が優勝すれば109年ぶりのことになる。それほどの偉業であるが、本人は飄々としている。ただ昨日、一昨日の同力士の相撲を見る限り、「負けてなるものか。俺は強いんだ」といった魂魄が全身に宿っている気がして、応援しないわけにはいかない。

まだ髷も結えていないが、「そうがどうした。やってやる」という思いがヒト押しヒト押しから感じられて、押されて土俵際までいっても、そこから全力を振り絞って勝ちにつなげるだけの底力がたまらない。

まだ19歳だが、この勢いを失わなければ近い将来、必ずや横綱になるだろうと思われる。中学の時に痛めた左肩にはいまでもテーピングがなされているが、それでも力を発揮できる術をつかんでいるようだ。

伯桜鵬哲也 - Wikipedia
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今晩、優勝したらテレビのこちら側で拍手をして盃をあげたいと思っている。

日本の人口の数倍の人が飢餓に直面、対岸の火事ではない気候変動

日本で暮らしている限り、世界で億単位の人たちが飢餓に直面していることはなかなか実感できない。

食料不足でお腹を空かせ、命の危険に直面している人たちが、国連が発表した最新の報告書では約7億3500万人もいるというのだ。日本の人口の約6倍もの人たちが飢えに苦しんでいる。いったいどういう状況なのか。

7月12日に国連の5つの専門機関が共同で発表した報告書「世界の食料安全保障と栄養の現状(SOFI)」によると、気候変動をはじめ、ウクライナ戦争や地域紛争などが原因で、飢餓に直面している人が億単位にのぼる。

そして、2019年以降だけでも新たに1億2200万人が飢餓に追い込まれているという。日本のメディアでは大きく報道されていないものの、極めて重要な問題である(続きは・・・日本の人口の数倍の人が飢餓に直面、対岸の火事ではない気候変動)。