「今日はマフラーが必要だな!」

外の気温が30度を超えていえるのにマフラーとはどういうことか、と思われるかもしれない。

このセリフは今日(19日)午後2時半、仕事場にしている東京外国特派員協会のワークルームで友人のスイス人記者に対して私が言い放った言葉である。別に冷房が効きすぎていたわけではない。

この言葉の前に、2人で今日の東京株式市場の値動きについて話をしていた。日経平均株価は19日、2000円以上も値を下げたことで、彼が「身震いがした」と述べたので、私がマフラーのジョークを言ったのだ。彼とは世界情勢から日本文化まで多くのことを議論する仲で、共に株の売買をしていることも知っているのでその発言が出た。

さあ、明日は持ち直すか・・・。

消えつつある英国のパブ

今朝、ラジオを聴いていると、英国のパブが消えつつあるという話をしていた。数年前にパブの数が減少しているというニュースを聴いた覚えがあるので、その流れは止まっていないようだ。

英国の生活には欠かせないといわれているパブ。日本では居酒屋に近いが、社交場としての役割が強く、人々の憩いの場であったので、その数が年々減っているのは残念である。2010年以降、約7000店のパブが姿を消したというから驚きだ。

パブの歴史は古く、西暦43年のローマ時代に街道沿いでワインを提供した店「タベルナ」がその起源とされている。そして19世紀半ばに現在の「パブ(Public House)」という呼び名が定着した。パブが減っている理由は複数ある。まず光熱費・原材料費の値上げ、そして厳しい酒税や事業用資産税の負担、そして家飲みが増えると同時に若者の飲酒離れといったライフスタイルの変化があげられる。

金曜の夜にパブにいく代わりにスポーツジムにいったりコーヒーを飲む集まりに顔を出したりするようになり、酒場でビールを飲むという文化が廃れつつある。ロンドンにある19世紀から続いていたパブが突然閉店するというニュースもあり、仕事のあとに仲間とビールを飲むかわりにランニングクラブのメンバーと汗を流すのがトレンドのようだ。

住宅価格高騰の理由

昨日(26日)の日本経済新聞の朝刊8面に、日本の住宅価格がなぜ高騰し続けるのかという記事が載り、興味深く読んだ。

ご存知の方も多いと思うが、私は米国の首都ワシントンに25年も住んでいたので、米国と日本の住宅価格の比較をずっと見てきた。一般論として、日本の住宅の方がはるかに高く、なおかつ狭い。ちなみに、2025年11月の新築マンション(東京23区)の販売価格は平均で1億2420万円(平均66平米)だが、首都ワシントンのマンション(コンドミニアム)の方は平均45万ドル(約6900万円・平均78平米)でほぼ半額である。

日本のマンションが高額なのは、資材や人件費が上がっていると同時に、地価も値上がりしているという理由がある。さらに建築現場の人手不足によって建築戸数が減っていることもある。米国と単純比較はできないが、日本のマンションは米国と比較すると、昔から「狭くて高額」があたり前で、都内ではすでに「億ション」が一般的になっている。

以前は家を買うなら年収の5倍までといわれたが、いまは年収の10倍を超える金額にまで跳ね上がっており、いったいどんな人たちがマンションを購入できるのかと以前から気になっていた。一般的な会社員が自分のサラリーだけで都内に新築マンションを買うことは極めて困難なので、親からの補助や資産の運用が必要になる。

日経の記事にも「新築住宅は高額所得者や共働きで年収が多いパワーカップル、親の支援を受けられる人」と記されており、今後ますます住宅事情は厳しくなっていくと思われる。その対策の一つが空き家の活用で、都内でも空き家は年々増えているので、売却したり貸し出したりすることでリーズナブルな金額で住めるようになるはずだ。新しいアイデアを出して、日本の住宅事情に変革をもたらしてくれる人は現れないだろうか。

夫の小遣い:37.5%は3万円以下

これが日本の家庭の実情なのか?

ファンマーケティング事業を行っているコンサル企業エンファムが今月13日に公表した「夫の小遣い」についての調査結果によると、37.5%の家庭は3万円以下であることがわかった。

夫が自由に使えるお金がない、つまり「小遣いゼロ」の家庭は6.5%で、5000円未満は4%。また5000円から1万円が1.5%だった。割合としては「夫の小遣いの金額を把握していない」が40.5%でもっとも多かったが、数字が明らかになっている家庭でもっとも割合いが高かったのは2万円から3万円の17%。思った以上に低額だったことに多少驚いている。

私はもう68歳で、年金を受け取っている人間なので、あまりどうこう言える立場ではないが、毎月の小遣いが3万円であっても1日に1000円しか使えず、「もっとほしい」が本音だろう。いま都内の喫茶店でコーヒーを飲むと、高いところでは1000円ほどなので、コンビニでコーヒーを買う人が多くなる。

世帯年収が1300万円から1499万円の家庭でも、夫が自由に使えるお金は3万未満と回答した割合が約2割ほどいた。ただ同じ年収層で小遣いが10万円以上と答えた人は16.67%おり、世帯間で開きがあることがわかる。また夫婦間であっても「お金の話はしにくい」と答えた人が多く、各家庭でさまざまな事情があることがわかる。

皆さま、いまの小遣いで満足されていますか?

就職人気企業ランキング

今年もまた大学生が選ぶ就職人気企業のランキングが発表された。選んだのは2027年卒業予定の大学3年生で、人気ナンバーワン企業は8年連続で伊藤忠商事だった。

ランキングの上位にくる企業は売上高、純利益、そして給料もいい企業になるのだが、伊藤忠は純利益と平均年収で商社ランキングのトップ。売上高こそ三菱商事に抜かれているが、安定した業績を維持しており、当然学生を引き寄せる。

ちなみに公表されている伊藤忠の平均年収は 1,805万円で、なかなかの額である。入社後に受け取る初任給は2024年4月時点で大学卒が32万5,000円。民間企業の平均初任給が約22万円なので、10万円もいいことになる。これでは多くの学生が行きたがるのも無理はない。

それだけではない。伊藤忠は大手小売りや多くのアパレルブランドを傘下にもち、他社と違った企業として学生からの信頼も厚い。さらに午後8時以降の残業を原則禁止しており、「朝方勤務」を推奨する企業でもある。ワークライフバランスを重視する学生たちからも高い評価を得ており、「務めるならばここ」という企業に取り上げられている。ランキング2位は味の素、3位東宝、4位任天堂、5位オリエンタルランド、6位大日本印刷、7位集英社、8位JTBグループ、9位Kadokawa、10位Skyとつづいている。

ただ、「本当に自分がやりたい仕事は?」という疑問を投げかけた時に、どれだけの人が商社と答えるだろうか・・・