トランプ:元側近たちの本音

ドナルド・トランプ前大統領(以下トランプ)は大統領選で共和党の代表候補になることがすでに決まっているが、米メディアにはかつての側近から反トランプの意見が数多く出されている。

共和党内での支持率は依然として82%(Morning consult調べ)という高い数字を維持しているが、トランプの「本当の顔」を知っている人たちからは厳しい声が聴こえてきている。

トランプ政権時代に副大統領を務めたマイク・ペンス氏はフォックス・ニュースとのインタビューで、「トランプを支持しない」と発言。4年間、従順な副大統領だった同氏は、トランプはいまは違う人になってしまったという。

「(前政権で)私たちが追求してきて保守的な案件とは相反するものを彼は求めている。それが明確になってきた」

またトランプ政権時代の国防長官を務めたマーク・エスパー氏も「トランプに投票することはあり得ない」と反旗を翻す。自分自身を何よりも優先するトランプは大統領にふさわしくないと言い切る。

ケーブルTVのMSNBC に出演した時、「選挙で選ばれる人はいくつかの基本的基準を満たさないといけない。それは自分よりも国家を優先させられるかということ。さらに党派を超えて国をまとめ上げられなくてはいけない」と述べ、トランプはその要件を満たしていないとした。

さらに、トランプ政権の司法長官だったウィリアム・バー氏は今年2月、米メディアに「トランプに投票するということはロシアンルーレットで遊ぶことと同じ」と発言し、トランプ指名に強く反対した。

トランプが横暴で、人の話を聴かず、独善的な判断をくだすという話は今にはじまったことではない。トランプを個人的に知っている人たちの声は米有権者にどこまで届いているのだろうか。