人材不足で悲鳴上げるナース、米国で激しい獲得競争

新型コロナウイルス感染症のワクチン接種が進んでいることで、米国の感染者・死亡者は収束するかに見えた。ところが、再び「感染の波」が到来し、医療従事者の疲弊は深刻化している。

日本でも医師・看護師の心身疲労の問題は社会問題となっているが、当欄では米国の現状を記したいと思う。

いま米国では1日平均13万6000人(米疾病予防管理センター)の新規感染者が出ている。米国の人口が日本の約2.6倍であることを考えても、大変な数字である。しかもコロナによる死亡者も全米で1日1500人以上(過去1週間平均)に達している。こうした状況下で米国の医療現場が直面している問題がある。

一つは医療従事者の「燃え尽き症候群」である。特に看護師たちは現場の危機的状況に疲れ果て、辞職する者が増えている。(続きは・・・人材不足で悲鳴上げるナース、米国で激しい獲得競争)。

トランプ氏が多額の資金調達、大統領選へ準備着々

2021年1月に米国でジョー・バイデン政権が誕生したばかりなので、この時期に次の大統領選(2024年)の話をするのは時期尚早かもしれない。

ただ大統領選には選挙期間が設定されていないことから、本日、ある候補が次期選挙への出馬宣言をしても何も不思議ではないし、米国ではすでに大統領選の話題は出ている。

首都ワシントンから届く情報を総合すると、すでに虎視眈々と次期大統領選に照準を合わせ始めている大物がいる。ドナルド・トランプ前大統領だ。

もちろんまだ出馬を表明しているわけではないが、同氏の周囲からは「もう一度ホワイトハウスで執務をする」というトランプ氏の野望が消えていないとの話が伝わってくる(続きは・・・トランプ氏が多額の資金調達、大統領選へ準備着々)。

米国で空前の山火事、駆り出される女性受刑者の悲惨な実態

米西南部を悩ませている自然災害がいま、深刻さを増している。

今夏の熱波によってカリフォルニア州やオレゴン州を含む12州で発生した山火事は、すでに80カ所を超えており、いまも被害は拡大している。その中でも特に、オレゴン州南部で7月6日に発生した「ブートレッグ火災」はいまだに燃え続けており、鎮火のめどは立っていない。延焼面積はすでに東京23区の2倍に達している。

ちなみにブートレッグというのは、今回の山火事が同州のブートレッグ・スプリングズという場所から発生したことで名付けられた。千人単位の消防士が消火活動にあたっているが、その中に女性受刑者で組織された消防隊がいることを知る人は少ない。

7月下旬に米国で出版された単行本『ブリージング・ファイア(火を噴く)』には、毎年多くの山火事消火に駆り出される女性受刑者たちの悲哀がつづられている(続きは・・・米国で空前の山火事、駆り出される女性受刑者の悲惨な実態)。

決まらない米政府高官ポスト

米国のジョー・バイデン大統領が2021年1月20日に新政権を発足させてからすでに半年が経とうとしている。政権が交代するたびに首都ワシントンを中心に、連邦政府に勤務する多くの職員が入れ代わる。

連邦職員数は約9000人で、政権交代があっても約5000人は異動しない。だが約4000人は、政権交代のたびに異動する。

考えてみれば当たり前のことで、共和党政権時代にトランプ氏に仕えていた人たちは、民主党のバイデン政権になれば職場を離れる。これまでも政権交代のたびに職員の「大移動」が行われてきた。

4000人の内訳は次のようになっている。大統領が直接指名できる人たちが約500人。補佐官や報道官など、ホワイトハウスのスタッフが中心だ。そして日常業務を任されている管理職が約750人。さらに高官の下で仕事をする一般職員が約1500人(続きは・・・決まらない米政府高官ポスト)。

トランプ氏が次の大統領選へ始動

2020年11月の大統領選挙で敗北したドナルド・トランプ前大統領(75)の周辺が、にわかに慌しくなっている。

理由はズバリ、2024年の大統領選挙にトランプ氏の再出馬が取り沙汰されているからだ。本人が出馬を公表したわけではないが、周辺の状況を眺めると、出馬の「可能性は十分にある」と述べられるかと思う。

トランプ氏の長年の顧問ジェイソン・ミラー氏は6月初旬、NBCテレビに述べている。

「トランプ氏が政治的に自信を得たとしたら、(出馬する)チャンスは十分にあると思う」 

ただ現実的には、2024年大統領選の前に2022年の中間選挙があるため、トランプ氏はより多くの共和党議員を勝たせるために全米各地で政治集会を開き、党のために活動をしていくはずだ(続きは・・・トランプ氏が次の大統領選へ始動)。