米時間6月27日に行われたバイデン大統領とトランプ氏との討論会以降、同大統領の支持率が急落している(Trump Widens Lead After Biden’s Debate Debacle)。あの討論会を観たほとんどの人はバイデン氏の心許なさと脆弱さを感じたかと思う。アメリカという大国のリーダーとしてはもはや不適格なのではないかとの思いが強まった。
個人的には勇退すべきだと考えているが、本人は現時点ではまだまだやる気を見せており、すぐに辞めるという流れにはなっていない。周囲からの撤退の声には耳をかさず、「まだやれる」との判断なのだろうが、今後選挙戦から降りますという発表がなされる可能性は十分にある。
その時に誰が民主党の代表候補になるのか。
すでに予備選で多くの候補が脱落していったが、私が推すのはカマラ・ハリス副大統領である。バイデン氏が降りた場合、今年11月には「ハリス対トランプ」という戦いになるのではないかと邪推している。ただ結論を先に述べると、ハリス氏もかなり健闘するが、最終的にトランプ氏が返り咲くという流れになるのではないか。
これは個人的な希望とは逆である。できればハリス氏に勝ってもらい、「米史上初めての女性大統領誕生」というニュースをみたいのだが、「やはりトランプは強かった」という結果に落ち着くのではないか。これは30年以上も大統領選を追ってきた当方のハンチ(Hunch・予感)である。