「りくりゅうペア」への賛辞止まらず

ミラノ・コルティナ五輪で「りくりゅうペア(三浦璃来、木原龍一)」がフィギュアスケートのペアフリーで日本勢初となる金メダルをとったことは皆さまご存知の通り。同分野で初めてだっただけでなく、史上最高得点をマークしたことで世界中から注目を集めている。海外メディアの扱いを少しご紹介させていただく。

ニューヨーク・タイムズ:「今夜の三浦と木原の出来栄えは、次点のペアに12点近く差をつけたことが全てを物語っている。トリプル・トゥループから2本のダブル・アクセルに続くシークエンスを含む、彼らのコンビネーションの出来はあまりにも良く、完成度が高すぎた」

NBCテレビ: 「決勝の演技で二人は、『グラディエーター』に合わせ、完璧でクリーンな滑りを披露。力強さ、パワー、そして息を呑むような一体感で、フリーの演技としてはシーズンベストの158.13点、合計231.24点を叩き出した」

ESPN(米スポーツ専門チャンネル): 「三浦と木原は、破ることのできないスコアを叩き出した。他チームがサルコー・ジャンプに苦戦する中、三浦と木原の演技はクリーンで、スロー3回転ループはプログラムに華を添えた」

Time誌:「二人のジャンプは、この夜のジャンプコンビネーションの中では2番目に高いポイントを獲得した。彼らのスピードは審査員を感銘させ、構成、プレゼンテーション、スケーティング技術の3項目で、それぞれ10点満点中、9.46点、9.32点、9.46点を獲得した」

フランス24テレビ:「日本選手はショートプログラムでミスが続き、後手に回っていたが、『グラディエーター』のBGMに乗せた力強い演技で金メダルを確定させた。 ミラノ・アイススケートアリーナに集まった観客は彼らのスピード感あふれるダイナミックな演技で総立ちになった」

ノルウェーがメダルを量産できる理由

連日、TVでミラノ・コルティナ五輪を観ている。オリンピックという場で選手たちが全力を振り絞り、真剣な眼差しで競技に向き合っているのがTV画面から伝わってくる。しかも、世界のトップ選手たちが集っているので、こちらも真剣に見入ってしまう。

15日までに日本が獲得したメダル数は17個。個数だけで言えば、1位のノルウェー(26個)、2位のイタリア(22個)、そして日本は米国と同数の17個で3位。ただ、メディアが使う序列は金メダル数が柱になるので、ここまで金3個の日本は10番目ということになる。

ここで私が疑問に思うのは、人口560万人のノルウェーがなぜ冬季五輪でメダルを量産できるのかということである。人口100万人あたりのメダル獲得数を比較すると、ノルウェーは米国のなんと72倍の効率だという。その基礎にあるのは、子どもの頃からスポーツを楽しむ権利が法的文書で明文化されているからのようだ(Children’s Rights in Sport(子供のスポーツの権利)。

その中には「子供は自分の意見を述べ、自分からスポーツ活動に参加する権利がある」や、「子供は達成感を味わい、多様なスキルを学ぶ権利がある」といった条項があり、国家レベルでスポーツを推進する文化が背景にある。

さらに、さまざまなスポーツを行わせる中で、一定の年齢まで順位をつけたり、競技優先にしたりすることを認めていないという。厳しいトレーニングをスタートさせるのは、子どもたちが自らの意思で競争の世界で戦うことを決めてからになる。日本も他国と比較すると決して劣っているわけではないが、「ノルウェー流」を取り入れることはできるかもしれない。

日本では夫婦別姓は無理なのか

今朝の朝日新聞一面トップに選択的夫婦別姓の記事がでていた。日本では相変わらず夫婦別姓が認められておらず、本当にモノを変えることが「下手」な国なのだなと思ってしまう。

私などは「日本よ、いったいどうした。時代を止めている場合じゃないだろ」と思うが、過半数の国会議員は夫婦別姓の法制化に反対している。最新の世論調査では反対派議員が47%で、賛成派は30%でしかなかった。

結婚後、夫婦同姓にする制度は、1898年に制定された明治民法から続いているもので、これだけ長い間続いてきたのだからこれからも大切に継続していきましょうと考えるのか、こんなに古い法律は現代社会にそぐわないから変えるべきと考えるかに分れる。

イギリス、ドイツなどG7諸国はもちろん夫婦別姓が可能で、ロシアなどは1926年にすでに別姓の選択ができるようになった。アジアでも中国、韓国は夫婦別姓を実現しているし、北朝鮮でさえも夫婦別姓である。

ただ、日本の伝統を守りたいと思う人たちは、「明治政府は紀元節を定めるなど、古来の日本の伝統を強調する傾向にあった。日本の伝統を主張する人々は明治時代の規範を重視する傾向がある」と述べており、一部に今でも“変化”を嫌う流れがある。しかし、そういう方々には「本当にこのままでいいんですか」と問いたい。

外見がいかに大事か:高市早苗 vs 野田佳彦 

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(両写真ともにウィキペディアから)

8日に投開票された衆院選は自民党の圧勝という形で幕を閉じた。自民が単独で3分の2を確保し、高市早苗氏(以下・高市)の高い支持率がそのまま選挙結果に現れた。

自民が勝った理由は、高市が唱えた経済財政政策の大転換、安全保障政策の強化、インテリジェンス能力の強化、さらには食料品の消費税2年間ゼロなどの主張が有権者に受け入れされたといわれているが、実は多くの有権者はもっと簡単に二者択一をしていたのではないか。

上の写真をじっくりご覧いただきたい。両写真ともにウィキペディアに出ているものだが、どうみても高市氏の方が爽やかなイメージが漂う。政治家はどういった政策を提出できるかが大切であるが、外見も大変重要で、有権者の中にはそこを判断基準にしている人が少なくない。

特に選挙時は、写真から判断して「この人には入れたくない」と思われることがあるので、写真をベースに判断されることを考慮しなくてはいけない。申し訳ないが、野田佳彦のこの表情を推す人はかなり少数派だろうかと思う。今回、中道改革連合は118議席も議席を減らしてしまった。逆に自民党は総定数465の3分の2を超える316議席を獲得する歴史的な勝利で、明暗を分けることになった。