中間選挙:トランプ離れ

米時間3日に投票が行われた中間選挙の開票が進んでいる。すでに日本時間4日午後1時過ぎには、CNNなどは下院で民主党が過半数を奪還することが確実であると報じた。上院でも民主党が過半数を制することになるため、上下両院で民主党が多数党となる。2024年の選挙では共和党が多数派だったが、2年で牙城は崩れるという結果になった。

歴史的に、中間選挙では政権を握る政党とは違う政党が有利で、今回もそのジンクス通りの結果になった。というのも、ホワイトハウスに座る大統領に対しては、一般国民からさまざまな批判や意見があるが、大統領の再選年でないため、トランプ大統領(以下トランプ)に直接「ノー」を突きつけられない。その代わりに、同じ政党の連邦議員に批判が集まることになる。

筆者がよく閲覧する米国の政治サイトのトップ記事タイトルが「Orange Crush」である。オレンジはトランプが所属する共和党の政党カラーで、「オレンジ粉砕」と打たれた。

連邦議会はもちろん立法府として法案を作成するところだが、今後は民主党がコントロールすることになるため、トランプ主導の法案の多くは却下されるという憂き目にあうはずだ。ある意味で、米政治はバランスが取れていると言えるかと思う。

1日10万個

いきなり「1日10万個」と書いたが、何のことかお分かりにならないだろう。

人間の脳細胞は1日10万個ずつ死んでいっていると言われている。以前にもこのブログで記したが、人間の肉体は骨にしろ筋肉にしろ、歳をとっても新しく生まれ変わっていくが、ある部分だけは生まれ変わらない。それが脳細胞なのだ。

ただ脳には140億個もの神経細胞があり、毎日10万個の神経細胞が死んでも全部なくなるまでには400年もかかる。しかもこれまでは死んだ脳細胞は生まれ変わらないと言われたが、最近の研究から、運動、食事、睡眠、サプリメントの摂取などによって生活習慣を少し変えることでニューロンの新生を促せることがわかってきた。

歳を取るにしたがい、「忘れっぽくなってきた」とお思いの方も多いと思うが、自分の努力で衰えにブレーキをかけられるので、皆さん、一緒に堪えましょう。

世界の生物の総数

今日、ネットで調べものをしている時、地球上に存在する生物の総数がでてきた。皆さまはどれくらいか、お分かりだろうか。

推定される生物(動植物・真核生物)の総数は、なんと約870万種。

その中で科学的な名前がつけられて登録されている「既知の種」は約175万〜180万種。まだ名前がつけられていない種の方がはるかに多いのだ。あまりの多さに驚かざるを得ないが、870万種のうち約650万種が陸上、約220万種が海洋に生息しているという。海の生物の方が多いのかと思っていたが、陸上の方が3倍近くも多かった。

これだけの数が地球上にいると思うと嬉しくなるが、実は絶滅の危機に瀕している動植物も少なくない。国連環境計画(UNEP)の報告によると、推定される動植物のうち約100万種が人間の活動などによって絶滅の危機に瀕しているという。

生物多様性の動向を科学的に評価する政府間組織、IPBES(イプベス)事務局長のアン・ラリゴーデリー博士は、「現状を放置し続けると、地球上の全動植物の8分の1に当たる約100万種が数十年後に絶滅する可能性がある」と警鐘を鳴らしている。

人間は自然生態系の中で動植物と共に生きているので、地球を守るためにも、これまでの価値観を変えていかなければいけないかもしなれい。

初の女流棋士誕生に乾杯!

これほど嬉しいニュースがあるだろうか。これまで保守的、閉鎖的と言われてきた将棋界に、初めて女性の棋士が誕生するのだ。女性がこれまで一人もプロ棋士になっていなかったというのも驚きであるが、西山朋佳氏がプロとして将棋を指すとことがいかに狭き門だったかがわかる話である。

西山 朋佳 — 棋士、女流棋士データベース — 日本将棋連盟
西山朋佳 
Photo courtesy of Japan Shogi Federation

棋士という言葉は、一般的には将棋を指す人のことをいうのだが、将棋界では日本将棋連盟に所属する4段以上のプロ棋士を指している。というのも、将棋は全国で指されているが、現役のプロ棋士(4段以上)は174人(2026年10月1日時点)しかいない。それほどプロ棋士になることは難しいことなのだ。

ところが、将棋を指す競技人口は全国に約430万人もいると言われている。その中で女性は約10万人。確かに映画やドラマで家の縁側で将棋をさしているのは「ご隠居」と呼ばれるような老年の男性が多く、女性はほとんど登場していない。

西山さん(31)が実際にプロ棋士になるのは2017年4月1日ということだが、男性棋士をどんどん薙ぎ倒して歴史をつくっていってほしいものである。