米中首脳会談の裏側

米ホワイトハウスで24日、トランプ大統領(以下トランプ)と中国の習近平国家主席(以下習近平)が会談し、安全保障をはじめ人工知能(AI)や通商など多くの問題について議論が交わされた。

5月に北京で行われた米中首脳会談の後も、両国は密接に意見交換しており、以前よりも確実に両者の距離間は狭まってきているといえる。こうした首脳会談の前には両国の政府役人が何度も協議を重ねて内容を詰めるが、今回もかなり細部まで話しあったようだ。

ただ確実に言えるのは、米国という世界トップの国家から迎えられた中国指導者というイメージを印象づけようとしている姿が習近平にあり、米中は対等であるという姿を世界に見せつけたかったようだ。その中でも先端技術、特にAIの覇権争いと、拡大する地政学的な影響力において、両国は共に譲歩するつもりはないようで、今後も熾烈な競争が続いていくと思われる。

5月の会談後に発表された米中の「貿易委員会」がすでに始動しており、中国からのリスクの低い、機密性の低い商品と、米国からのエネルギー、農作物、また医療機器の貿易を円滑化させるための取り組みが始まっている。両政府は農業を成長の有望分野として重視しており、今回は半導体輸出規制などの議題は論じられたなかったという。

Future Faking

ある英文記事を読んでいると、「Future Faking」という表現がでてきた。この表現は近年、使われるようになってきたもので、直訳すると「将来のウソ」。つまり、本気で物事を実現させる気がないにもかかわらず、相手をつなぎ止めておくために嘘の約束をすることをいう。

「年が明けたら、一緒にアメリカに行こう。向こうで美味しいステーキをご馳走するよ」

実際に実現されればいいが、本人は最初から一緒にアメリカに行く気などなく、単に「おいしいコト」を言って、関係を引き伸ばしたいとの思いがあるだけだ。だが、こうした嘘はすぐにバレルものなので、関係はそう長くは続くとは思えない。

ウソはやはりウソでしかないということか・・・。

Epic waves

Photo courtesy of the Wall Street Journal

ネットでウォール・ストリート・ジャーナルを読んでいると、ハワイでサーフィンをしている若者の姿が見事に捉えられていたので、当ブログに掲載させて頂きます。

私はこれまで、サーフィンをしたことは数回しかありませんが(つかの間サーファー)、機会があればまたトライしたいと思っています。来年は70歳。セブンティのオジジサーファー。悪くないのでは・・・。

ついに叶ったトランプの願望:グリーンランド

トランプ大統領(以下トランプ)は18日、かねてから望んでいたグリーンランドを「手に入れること」に成功した。正確には「恒久的な管理権」を得ることでデンマークおよびグリーンランド自治政府と合意したのだが、実質的に米国が同地に米軍の基地を建設し、他国の軍事基地を締め出せるということである(トランプへ:すべての願望が叶うと思うことなかれ)。

当ブログでも何度もこのテーマを記してきたが、トランプの帝国主義的な願望の一つが叶ってしまったということである。これまでデンマークもグリーンランド自治政府も米国によるこの動きに反対してきたが、今回はトランプの強力なプッシュにより受け入れざるを得なかったというのが正直なところである。トランプは、グリーンランドはアメリカの安全保障上、不可欠な土地であると主張し、「簡単な方法」だろうが「厳しい方法」だろうがアメリカはグリーンランドを取得すると述べてきた。

これこそが米国らしい横暴さであり、「ほしいものがあったら何としても手に入れる」というトランプらしさが表れた形となった。さらにグリーンランドは鉱物資源の宝庫であり、レアアース(希土類)や鉄鉱石、銅、亜鉛、金などの埋蔵量が豊富なためトランプとしては喉から手がでるほしかったはずだ。

ただグリーンランドではいまトランプ政権を含む外部からの「大きな圧力に対処する」ことが住民の間の共通認識になっており、すべてがトランプの思い通りにならないことは自然の成り行きといえるかもしれない。

日本では、男女平等は達成できないのか?

またしても日本は100位以下・・・。

世界経済フォーラム(WEF)の「ジェンダーギャップ報告書」が16日に発表されたが、日本の順位は昨年から大きな変化はなく、調査対象国145ヵ国中117位だった。昨年は118位。日本は先進国でありG7の一国であるにもかかわらず、男女平等は達成どころか、毎回ガッカリさせられる結果に終わっている。

これは国をあげて男女平等を本当に実現していこうという意識が欠如しているとしか思えない。さまざまな業界で、また日常生活の中でも男女差はあり、むしろ日本文化の中では「そうした差はあってあたり前」という捉え方をされているのだろうかと思う。本当の意味での不自然さや不合理さを感じていないのではないか。高市氏が首相になっても、日本の男女平等の達成率は67%という数字である。

「女性でも頑張ればトップに立てるわけだから・・・」という言い分もあるが、実際の数字として国際的に低位置にいることは事実で、意識を高めていくだけでなく、積極的に男女差を埋めていくという努力が日本では必要になる。ちなみにトップのアイスランドは男女平等達成率が93%という数字である。