ドイツで極右政党が圧勝した理由

ドイツ東部ザクセン・アンハルト州で6日行われた州議会選挙で、反移民を掲げる極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」が得票率43.8%で圧勝した。

米トランプ大統領は自らのSNS「 Truth Social」に、「ワオ。ドイツのポピュリスト政党が素晴らしい夜を過ごした」と賞賛し、同党の勝利を讃えた。この選挙は州議会選挙であるが、第二次世界大戦以来(ナチスドイツ)極右政党が圧勝することは初めてであり、今後はドイツ全体に右傾化の波が広がるとの見方も出ている。さらにこの流れが欧州全域へ広がるとも伝えられている。

メルツ首相率いる与党・キリスト教民主同盟(CDU)は、今回の選挙では得票率17.2%でAfDの半分以下にとどまった。同首相は選挙後、沈んだ表情で記者団の前に立って心境を語った。

「ここ数年、数十年で最も手痛い敗北である。わが党は根底から揺り動かされた。党も私自身も、連邦政府も、これまでのようなやり方を続けることはできない」

敗因の最大の理由はドイツだけでなく欧州全体に広がる反移民という保守感情で、米国でも同じように「外のものにはノー」という流れが全体を包み込み始めている。個人的には決して賛同できない動きで、一過性の流れであることを願っている。

トランプの現実逃避

トランプ大統領は米時間6日、自身のソーシャルメディア「Truth Social」に初代大統領のジョージ・ワシントンがホワイトハウスを訪れたとする合成写真を投稿。2カ月後の中間選挙を前に、低迷する共和党の支持率を回復させたい狙いがあるようだ。

これが本当に助けになるのか・・・

仮面夫婦(2)

昨日に続いて今日は2回目の仮面夫婦についてのブログである。朝日新聞が昨日(9月2日)から始めた「仮面夫婦」の連載、まだ2回目だが興味深く読んでいる。

中高年になると、仮面夫婦の割合は約3割にもなるというので、「ウチもそうだ」と思われている方もいるかと思う。結婚という体裁は保っているが、ほとんど話もしないという方も少なくない。今日の朝日の記事では40代半ばの夫婦が、「最近は必要最低限の会話しかしない。一緒の部屋で寝るのも嫌で、寝室は別々。夫の分の食事は作らず、洗濯物も干さない」と述べる。

ただ夫婦仲が悪いことを他人に悟られたくないので、学校行事には一緒に行くし、互いの実家にも一緒に行くという。こうした行動は極めて日本的で、私が25年住んだ米国だったら、何の躊躇もなく離婚である。世間体を気にするところはよく理解できるが、これはまだ「本当に本気で」離婚したいと思っていないからだろうと思う。

私は米国で一度、アメリカ人女性と離婚しているが、本当に「アッという間に」別れた。そこは世間体を気にしない国民性というのもあるかと思うが、ダメだと思ったらすぐにシャッターを降ろして次に行くという点は、ある意味で悪くない。経済的な理由で離婚できないと多くの日本の女性は述べるが、どんな仕事でも死に物狂いでやれば食べていけるはずで、離婚への本気度が足りていないと思わざるを得ない。

仮面夫婦(1)

今日(9月2日)の朝日新聞朝刊に仮面夫婦の記事が出ている。5回の連載で今日が第一回目。

紹介されている夫婦は10年近く仮面夫婦の状態が続いていて、一緒に住んではいるが、食卓を一緒に囲むこともないという。夫婦には3人の子どもがいるが、夫は育児をほとんどしない。子どもが夜泣きしても起きようとしないし、風呂に入れることもない。休みの日になると夫は妻子をおいてパチンコに出かけた。

夫は実家に帰ると子煩悩な父親を演じ、妻にも優しく振る舞った。妻が正面から反論すると当然ぶつかるので、女性は言葉を飲み込んで夫婦関係を維持してきた。だがある時、子どもが学校で問題を起こしたとき、「俺が学校に言ってやる」と息巻いたが、実際に面談が設けられると「俺が行くと大袈裟になる」と言って逃げた。

女性は当然、離婚を考えたが、現実問題として離婚したあと、暮らしていける自信はなかった。離婚後の年金分割を調べると50・50でないことがわかり見送った。離婚届は今もキッチンの引き出しにあるが、実際には動いていない。

こうした夫婦は一体どれくらいいるのだろうか。いまネットで調べると、20代の仮面夫婦は23.5%で、40代になると29.5%にあがる。こんなに多いのかという印象だが、別れることの経済的負担を考えるとなかなか離婚に踏み切れない人がいるようだ。特に女性が抱える問題は大きい。

朝日で紹介されていた夫婦の女性は「私に経済力や住む場所があったら別れたい」と述べた。これが多くの女性の本音かもしれない。改めて現実的な夫婦関係というものを考えさせられた。