米・イスラエル VS イラン(2): 米国はイランを滅亡させるかもしれない

米・イスラエル両国の軍事攻撃でイランの最高指導者ハメネイ師が殺害されたことで、イランは報復として湾岸諸国にある米軍基地や関連施設に軍事攻撃を繰り返している。ただ米・イスラエルもイランへの大規模な攻撃を続けており、この戦争は両者「四つに組んだまま」しばらく続きそうである。

それでも、いま世界で米国を敵に回して軍事的に優位を保てる国家はなく、イランが劣勢に回らざるを得なくなるのは時間の問題であると言わざるを得ない。いくら国家のトップが米軍によって殺害されたからといって、どこまで本気で米軍に相対するつもりなのだろうか。

今日のニューヨーク・タイムズ紙は「米国とイスラエル両国によるイランの爆撃とイランによる報復は、世界経済への重大な脅威になっている。それ以上に警戒すべきことは、イラン政府がタガが外れたようになり、さらに過激な報復を繰り返すかもしれない」と指摘した。本当にイランのような国家が暴走した場合、中東地域だけでなく世界中に悪影響を及ぼすことは容易に想像できる。

先ほど(3月4日午後2時半)、イスラエルのギラッド・コーヘン駐日大使が外国特派員協会で記者会見し、「イランは中東でもっとも地域を不安定化させる国なので、イスラエルは努力しないといけない。周辺諸国は手を取り合って、よりよい中東を作らないといけない。平和を願う」と語った。

イランだけが悪者扱いにされることは国際関係上プラスに働かないので、米国や日本を含め、関係諸国は冷静に状況を判断して行動していかなくてはいけない。

米・イスラエル VS イラン(1)

「こういう流れになるかもしれない」という予感はあったが、実際に双方で大規模な軍事攻撃をしかける戦況を眺めると、暗澹とした思いに陥らざるを得ない。

米・イスラエル両国はイランが以前から核兵器やミサイルの開発をしていることを熟知しており、今回の攻撃はその開発を阻止するためというのが理由になっているが、これは新たな戦争の幕開けといっても過言ではない。トランプ大統領(以下敬称略)やイスラエルのネタニヤフ首相は本当にイランを攻撃して、状況が好転すると思っているのだろうか。

今回の軍事攻撃で、最高指導者ハメネイ師が死亡したという情報が流れているが、それでイラン側が「はいわかりました。もう戦いは止めます」という展開にはならないだろう。むしろ流れは逆で、イラン側は自国のトップが殺害されたということで、これまで以上に米国・イスラエルに対する敵対行動を強めてくるはずである。そうなると戦況は拡大し、しばらく3国の戦いは続くと思われる。

トランプは身の危険を感じざるを得なくなるだろう。軍事力を行使するということは負の連鎖が続くということであり、至るところで悲劇を生むということになる。

これまでも書いてきているが、人類の歴史というのはある意味で「戦争の歴史」であり、過去5000年を眺めても戦争は繰り返されてきた。本当になんとかならないのかといつも思うが、人間が「戦いの意識」を持たなくなることはまずないので、諦めざるを得ないか・・・。

金正恩の暴言 「(韓国を)完全に破壊できる」

これを暴言と言わずして何と言おうか。

金正恩委員長(以下・金)は26日、北朝鮮の安全保障が脅かされれば「(韓国を)完全に破壊できる」と述べて、改めて韓国への対決姿勢を鮮明にした。

隣国のトップがこれほどまでに明確な敵愾心をあらわにしたら、皆さんはどう思われるだろうか。北朝鮮は日本海の向こう側であるが、ある意味で日本も韓国側の立場にいるため、北朝鮮の動向には注視しなくてはいけない。すぐに軍事行動に移るわけではないが、核武装した軍事力をさらに強化しているため、警戒が必要だ。

金はすでに南北朝鮮の平和統一という目標を放棄し、韓国を「永遠の敵」と宣言していて、ますます強硬な姿勢を強めている。さらに先日閉幕した朝鮮労働党大会で、北朝鮮は共通の国家という概念から韓国を「永久に排除する」とも述べている。

そして今後5年間で核戦力を強化するために新たな軍事目標を設定するとともに、核弾頭の生産を加速させて幅広い運搬システムも構築していくという。これほど軍事力増強に傾注していると、人間の性(さが)として「機会があれば使ってみたい」という流れになるはずで、何かの機会で暴発しないことを祈っている。(本文中敬称略)

「りくりゅうペア」登場

2月25日午後3時過ぎ、日本外国特派員協会(FCCJ)の記者会見に登場した「りくりゅうペア(三浦璃来・木原龍一)」。

長旅の後で、しかも連日多忙な日々を送っているはずだが、疲れも見せずに笑顔を振りまきながら質問に答えていた。

ミラノ五輪のショートプログラムの後、木原氏は随分と落ち込んで泣いたりもしていたが、三浦氏が「私たちは絶対にできる」というメッセージを彼に送ったことで、木原氏は「僕自身、落ち込んでいる場合じゃない」と自分を鼓舞し、元気になったという。だが「選手生活の中でこれほど泣いたことはない」と述懐した。

最後に4年後のオリンピックについての質問も出たが、「まだどうなるかわからない」と発言し、含みをもたせた。