「ぼっち飯」は自由の象徴か

一人でレストランに入って食事をすることに何の抵抗もない人は、以前よりもさらに増えているという。「おひとりさま」という言葉が流布したのは2009年にTBSで観月ありさ主演のドラマが流行ったからだと思うが、いまや「ぼっち飯」をしている人を見て寂しそうだと思う人は2割以下になっている。

米国でもおひとりさまは以前よりも増えており、レストラン予約サイト「オープンテーブル」によると、1人で食事をする人は前年より8%増えたという。米国では以前であれば、1人で食事をすることに抵抗がある人が多く、「友達がいない」「孤独な人」などと思われることもあった。

おひとりさまが増えている理由として、CNNは米国の人口の約30%が一人暮らしで、過去最高を記録しているだけでなく、「自分のペースで食べられる」「自分の時間が持てる」「人に気を使わなくて済む」などといった理由でおひとりさまがさらに増えていると伝えている。

さらに自分へのご褒美と捉える人も増えているだけでなく、 スマートフォンの普及により、1人でいるときも他者とつながれることも役立っているのではないかとの見方もある。前出の オープンテーブルのデビー・スー最高経営責任者(CEO)は、おひとりさまの増加は自己愛と自己規律、そして自分自身を楽しむという広範な動きが背景にあるのではないかと分析している。

今晩もヒトリ・・・というあなた。自由を満喫してください!

ピラミッド、ああピラミッド

今朝、ピラミッドの夢をみた。ラクダに乗ってゆっくりとピラミッドの周囲をめぐりながら、綺麗な夕景を眺めるという願ってもない夢である。

上の写真は2003年に私がエジプトに行った時に撮ったもので、もう20年以上も前のことである。もう1回くらい夢ではなく、実際に足を運んでみたいものだが、、、、。

タクシーの中へ(12)

当ブログで2014年から記してきた「タクシーの中へ」。前回、書いた時からまた随分と時間があいてしまった。今日乗ったタクシーの運転手さんに最近のタクシー事情を訊くと、興味深いことを話してくれた。

「過去3年ほどで運転手の数が約5000人増えました」

東京を走るタクシーの運転手さんの数はずっと減る傾向にあったが、近年になって増え始めたというのだ。

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「私も減り続けて、これからどうなるのかと思っていたんですが、いまは増えています」

なによりかと思う。これはコロナが明けたこともあるが、以前よりもタクシーを使うという流れが強まってきているからだという。スマホですぐにタクシーを呼ぶことが、一定層の人たちの間で日常化してきたことが大きい。運転手さんに訊いた。

「街で手を挙げている人や駅待ちのお客さんを拾うよりも、ネット経由で呼ばれる方が多いということですか?」

「その方がずっと多いです」

確かに街にいて、歩道でタクシーが通るのを待つより、ネットで現在の居場所を伝えて来てもらうほうが確実である。タクシー乗り場もあるが、ネットを利用すれば、到着する時間を教えてくれるだけでなく、迎車がいまどこを走っているかも知らせてくれる。久しぶりにタクシーに乗ってみませんか。

ウクライナ停戦は実現するか?

ロシアがウクライナに軍事侵攻してからすでに3年が過ぎた。ウクライナが今月11日、米国との高官協議を行い、一時停戦の提案を受け入れたことはグッドニュースであるが、ロシアが停戦に応じるかは現時点ではわからない。先日も当ブログで記したように、戦争を歓迎している市民など皆無に等しいはずなのに、政治家が自分たちの利益を追求して愚かな行為を繰り返してしまう。

ただ、トランプ政権については賛否両論はあるが、ウクライナ戦争を終わらせるという点ではプラスにはたらいており、停戦が実現しそうな段階にまできたことは何よりかと思う。ゼレンスキー大統領は自身のSNSで「双方の代表団は建設的な話し合いをした。トランプ大統領に感謝している」とまで書いた。

トランプ氏の選挙時の公約の一つが「世界各地の戦争を早期に終わらせる」だったので、本当に停戦が達成されれば公約が果たされることになる。ただ問題はロシアの出かたで、今回の戦争を始めたロシアが停戦の提案をすぐに受け入れるかは微妙なところだ。ロシア上院のコサチョフ副議長は米国とウクライナによる停戦の提案は拒否すべきとの態度を示しているため、すぐには和平に結びつかないだろう。

ロシア国内にも戦争を終わらせるべきとの考え方を支持する動きはあるが、政府トップは最終的に「ゼレンスキー氏の排除」を目論んでいることから、簡単に終着点にたどり着くことはできないかもしれない。現実の政治の難しさはこういうところにある。