どうしようもなくマズイ:新型コロナ(25)

今朝、ネットでワシントン・ポストを読んでいると、アメリカの首都ワシントンでコロナによって大打撃を受けている企業の記事がでていた。社長さんが「どうしようもなくマズイ」と2度、記者に述べている。

コロナで影響を受けている業種は外食から小売、自動車にいたるまで他分野にわたるが、そのなかでも観光はどの国でも大減収に見舞われている。ワシントン・ポストが取り上げたのは、観光バスを70台も所有する「DCトレイルズ」というバス会社だった。昨年は約140万人の乗客を乗せている。

だがコロナが蔓延しはじめた3月からキャンセルがつづき、減収に見まわれている。すでに約200人の社員を解雇したが、今後会社を存続できるかどうかはわからないと社長は不安気だ。全米には約3000のバス会社があるが、多くは中小で、約90%が稼働していないという。

ワシントン・ポストの情報によると、アメリカ国内でバス(観光・市内)を利用する人は年間約6億人。飛行機の利用者が約7億人なので、バスを利用する人もたいへん多いことがわかる。ただ、今回のコロナ禍によって航空会社や鉄道会社は政府から多額の助成金や援助資金を受けとるが、バス会社はカヤの外であるという。

全米バス協会という団体があり、毎日のように連邦議会の政治家に陳情し、補助金を要請しているが、今後の補正予算のなかにバス会社救済の条項が含まれるかどうかはまだわかっていない。大げさな言い方をすれば、アメリカのバス文化の存続がかかっているだけに是非とも政府は公的資金を投入すべきである。

ツバメ、ツバメ

自宅近くの駐車場の天井にツバメが巣をつくりました。ヒナが4羽いて、口を大きくあけて親鳥が運んでくる餌を待ちます。

ネットで少し調べると、ツバメはヒナを他の動物や鳥から守るため、わざと人間の目につくところに巣をつくるそうです。人間をうまく利用しているわけです。

驚かされるのは、親がヒナたちに餌を与えるために巣と餌場をいく度となく往復することです。ある観察では、5匹のヒナのために1日638回も給餌した記録があることです。脱帽です。

ティファニー・ツイステッド

いきなり「ティファニー・ツイステッド(Tiffany twisted)」と書いても、何のことかおわかりにならないかと思う。

実は昨日、外国特派員協会で久しぶりに顔を合わせたアメリカ人がこの表現を口にしたのである。正確には「She is a Tiffany-twisted girl」という一文だった。じつに懐かしい言い回しで、しばらくこの言葉を反芻してしまった。

ご記憶の方もいると思うが、この表現は1970年代に活躍したロックバンド「イーグルス」の代表曲「ホテル・カリフォルニア」に出てくるセリフなのである。いま歌詞を調べると、2番の歌詞の冒頭にでてきていた。

Her mind is Tiffany-twisted   She got the Merced Benz

「ティファニーのような高価なモノを身につけてベンツにも乗って」という意味である。

彼は共通の知り合いの女性についてコメントしたのだが、確かにその人はいつも高価な服を着て、貴金属品も身につけている。昔の表現だが、どこかとても新しい響きがあり、新鮮に感じたのはどうしてだろう。

70年代に舞い戻ったような気がして、帰りの電車の中ではユーチューブで「ホテル・カリフォルニア」を聴いていた。

第2波が来ていない国がある:新型コロナ(24)

新型コロナウイルスはいまだに収束していない。収束していないというより、東京にはすでに第2波が来ていると言えるだろう。

Graph from Nippon.com

第2波の到来は日本だけの現象ではない。アメリカにも日本とほぼ同時期に押し寄せている(下図))。

Graph from Dailymail.com

アメリカの方が感染者数は日本よりも圧倒的に多い。3月時点から単位が日本とでは違う。上図の左に、3Kや6Kという表記が確認できるかと思う。ご承知の方も多いと思うが、Kは1000=Kiloを意味している。最近は50K、つまり全米の新規感染者は1日5万人前後にたっしており、これがアメリカの第2波の現実だ。日本も第2波の方が新規感染者が増えると予測する専門家がいることから、各自の日々の行動が本当に重要になる。

ここでもう一つ、別のグラフをご覧いただきたい。

Graph from Johns Hopkins University

ある国のコロナ新規感染者のグラフである。どこの国か、おわかりになるだろうか。

ドイツである。グラフの最後の日付が6月26日なので、7月に入ってからの数字がわからない。いま調べると、7月5日の新規感染者は239人。同国の3月、4月の数値との比較から、アメリカや日本のような第2波は来ていない。

しかしドイツメディアの報道を読むと、ほぼ半数の国民がこれから第2波が押し寄せるのではないかと憂慮している。遅れて第2波がくるのか、それともドイツはコロナの封じ込めに対応できているのか、その答えは半月後にはわかるかと思う。

カニエ・ウェストはどこまで本気か:2020年米大統領選(35)

世界一のラッパーといわれるカニエ・ウェスト氏(43・Kanye West)が米独立記念日の4日、ツイッターで大統領選への出馬を表明した。

文面を読む限り真剣に出馬を考えているように見うけられるし、ドナルド・トランプ大統領に「あと4年任せるわけにはいかない」とのメッセージが内包されているようにも思える。

実は、ウェスト氏は突発的に大統領選への出馬を表明したわけではない。というのも2015年、公共の場で2020年大統領選にでたいと述べたことがあり、何も驚くべきことではない。35歳以上のアメリカ人であれば、誰にでも出馬する権利はある。

from Pinterest

ましてやトランプ人気が下落し、対抗馬のジョー・バイデン候補の全米レベルの支持も圧倒的と言えるまでにはいたっていない。いわば「つまらない選挙」の年なので、若者から圧倒的な支持を集められそうなウェスト氏が加われば、選挙への関心が高まるし、多くの票が集まることが予想される。

すでに民主・共和両党の予備選はほとんど終わっているため、両党からの出馬はない。あとは独立候補としての道を歩むことになる。ウェスト氏が本気ならば、各州で署名活動を行って投票用紙に名前を載せなくてはいけない。氏の総資産は13億ドル(約1400億円)と言われており、献金活動をしなくとも11月まで戦うだけの資金はある。

政治家としての経験がないので、有能な参謀を集めて高質な政策を打ち出さなくてはいけない。政治的リーダーシップも問われるし、本人の本気度がすぐに問われるだろう。今回のニュースが単なる話題づくりだけで終わらないことを祈りたい。