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堀田佳男の略歴

学生時代、私には二つの夢があった。

一つは考古学者になることだった。それもマヤ文明という謎の多い領域が興味の対象で、真剣に学者になることを夢みた。しかし大学2年の夏、アメリカ留学の下見をかねたアメリカ旅行で考古学を断念。まだ考古学のイロハもわからない頃で、夢は夢のまま終わった。

すぐに二つめの夢だった「アメリカでジャーナリストになる」ための準備をはじめ、1982年首都ワシントンにある大学院で国際関係論をひも解きはじめた。ジャーナリズムを勉強するよりも世界のことを幅広く学べると考えたからだ。

自分では英語をかなり勉強していったつもりだったが、ほのかな自信は何千という細かい破片になるくらい粉々にくだかれた。アメリカ留学はその破片を一つずつ拾いあつめる作業に似ていた。

大学院卒業後、編集関係のアメリカ企業に2社勤め、同時に永住権も取得。90年6月にフリーランスのジャーナリストとして独立して学生時代の夢を一応かなえた。

しかし名刺にジャーナリストと刻むことより、ジャーナリストとして何年も仕事を続けることの方がはるかに難しいことをあとで知った。2007年、結婚を機に帰国するまで、ずっとワシントンでジャーナリストを続けられたことは幸いだった。

現在は東京にベースを置きながら、日本国内はもちろん、アメリカをはじめ世界中の国々で精力的に取材活動を続けている。

ジャーナリスト。1957年東京生まれ。早稲田大学文学部卒業後、アメリカン大学大学院国際関係課程修了。米情報調査会社勤務後、90年にジャーナリストとして独立。以来、首都ワシントンで政治、経済、社会問題等で取材活動をつづけ、滞米25年後に帰国。前日本テレビNEWS24特別解説委員。著書に『エイズ治療薬を発見した男 満屋裕明』(文春文庫)、『勝てるビジネスのヒント 日本の未来はここにある』(講談社)、『なぜアメリカ金融エリートの報酬は下がらないのか』(プレジデント社)、『大統領はカネで買えるか』(角川SSC新書)、『大統領のつくりかた』(プレスプラン)、『どうしてYESも言えないの』(旬報社)、『英語で楽しむスポーツ観戦』(共著・講談社インターナショナル)他がある。

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