大統領の座はカネで買う、余裕のブルームバーグ

「より多くのカネをつぎ込んだ方が勝つ」

米大統領選でよく語られてきた話である。2016年の選挙でドナルド・トランプ氏(以下トランプ)が当選するまでは、この話が30年以上も大統領選で生きてきた。

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候補が集金した資金を比較するだけで、選挙前に当選者が予想できもした。

クリントン、ブッシュ、オバマの各大統領は2度ずつ大統領選で勝ち、いずれもライバル候補より多額の選挙資金を集めた。カネで直接、票が買えるわけではないが、テレビやラジオ、インターネットを使った政治広告は制限がないため(ツイッターの政治広告は2019年11月22日で禁止)、カネをつぎ込むほど多くの票を期待できた。

選挙には莫大な資金が必要になる。大統領選はなおさらだ。

50州で選挙事務所を開設し、運動員を雇用し、プラカードを印刷し、テレビCMを流すといくら資金があっても足りないくらいである(続きは・・・大統領大統領の座はカネで買う)。

ウクライナかすむトランプの下半身

ドナルド・トランプ大統領(以下トランプ)が迷走している。

年内に連邦下院で弾劾訴追される公算が強くなっているが、本稿では別の側面で問題視されているトランプの負の所業に光を当てたい。

10月22日、米国でトランプについての新刊本が出版された。

タイトルは『大統領の女たち:ドナルド・トランプという捕食者(筆者訳)』(ハチェット・ブックス)で、トランプの女性問題を新たに浮き彫りにした単行本である。トランプが過去、数多くの女性と浮名を流してきたことはすでに知られているが、本書はトランプにセクハラや性的暴行、強姦されたと主張する43人の新たな被害女性たちの報告事例をまとめたものだ。

報告された被害女性はこれまでメディアには登場していない人たちで、著者である2人のジャーナリストが様々な手法を使って被害女性たちを探し当ててインタビューしている。(続きは・・・https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/58260)

ワールドシリーズ、大統領が受けた大ブーイング

ドナルド・トランプ大統領(以下トランプ)にとっては予想外だったに違いない――。

何が予想外だったかといえば、ワールドシリーズ第5戦(27日)を観戦しに行った球場で、大きなブーイングを受けたからだ。

しかもホワイトハウスのある地元ワシントンを本拠地に置くワシントン・ナショナルズ(ナショナル・リーグ)の試合である。

さらに米時間10月27日は、米軍特殊部隊による急襲によってイスラム国の指導者アブバクル・バグダディ容疑者が死亡したニュースが流れた日でもある。

さらに米時間10月27日は、米軍特殊部隊による急襲によってイスラム国の指導者アブバクル・バグダディ容疑者が死亡したニュースが流れた日でもある(続きは・・・ワールドシリーズ、大統領が受けた大ブーイング)。

NSCの人員を半減させる米国の真意

ドナルド・トランプ大統領(以下トランプ)のホワイトハウスが変わりつつある――。

何がどう変わりつつあるのか。時計を1カ月以上前に巻き戻すところから始めたい。

トランプは9月10日、ツイッターで「ヒゲの補佐官」として名を馳せたジョン・ボルトン国家安全保障担当補佐官を解任した。

同職は大統領が安全保障政策の決断を下す時に大きな影響力をもつ側近中の側近である。

強硬派として知られたボルトン氏を政権から追いやって、後任として国務省で人質問題担当特使をしていたロバート・オブライエン氏を選んだ(続きは・・・NSCの人員を半減させる米国の真意)。

伏兵に嵌ったトランプ大統領弾劾へ

ロシア疑惑を乗り越えたドナルド・トランプ大統領(以下トランプ)は、まさかウクライナ疑惑で弾劾調査が始まるとは思っていなかっただろう。

弾劾という点では、トランプの周囲にいる複数の関係者が起訴されたロシア疑惑の方が危機感は強かったかもしれないが、ロバート・モラー特別検察官は今春「シロ判定」を下した。

今回、ナンシー・ペロシ下院議長はウクライナ疑惑で、連邦下院の6つの委員会にトランプの弾劾調査を命じた。だが同議長はトランプの弾劾には反対だった人物である。

今年3月の「ワシントンポスト・マガジン」とのインタビューでこう述べている。

「弾劾は国家を分断させます。やむにやまれぬ証拠があったり、圧倒的と言えるような超党派の力で弾劾を推し進められない限り、すべきではないと考えます」(続きは・・・https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/57764