失業者は既に1700万人超、米国襲うコロナ不況の怖さ

「すでに充分に不況と捉えられるし、こんな状況はいまだかつてなかった」

プリンストン大学のアラン・ブラインダー教授の言葉を待つまでもなく、新型コロナウイルスによる経済的打撃は日米だけでなく世界中で深刻さを増している。

特に感染者・死亡者の人数で世界最悪を更新している米国では、3月中旬からの3週間で約1700万人が新規の失業保険を申請しており、米国という巨船は沈みはじめたかに見える。

米JPモルガン・チェースは第2四半期の米失業率は20%に達すると推測しているし、エコノミストによっては2021年になっても9%前後で高止まりすると見る向きもある。(続きは・・・失業者は既に1700万人超、米国襲うコロナ不況の怖さ

全米に広がる感染爆発、セントラルパークは病院に:新型コロナ(6)

世界中で新型コロナウイルスの拡大が続いている。特に米国では感染者が増え続けており、すでに中国の感染者数を抜いて世界ワースト1位になった。

医療先進国として研究開発や臨床、さらに疾病予防でも他国をリードしてきたはずだが、いったい何が起きているのか。まず現状を把握しておきたい。

米国内の感染者数は29日夜(米時間)の段階で14万人弱。死者数は約2400人だ。今月22日時点での感染者数が約3万5000人だったので、1週間で約4倍に増えたことになる。

その中でも感染爆発のエピセンター(中心地)となっているのがニューヨークだ。同州全体の感染者数は約5万3000人。摩天楼のあるニューヨーク市だけでも3万人を超えており、28日には1日だけで市内で222人が亡くなっている。(続きは・・・全米に広がる感染爆発、セントラルパークは病院に

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中国と縁切る好機到来、米国が新型肺炎を最大活用:新型コロナ(1)

新型コロナウイルスの世界的な蔓延により、経済に深刻な影響が出ている。

特に新型肺炎発生の地である中国はサプライチェーン(製品供給網)の中心拠点であるため、操業がストップするなどして大きな打撃を受けている。そんななか、コロナウイルスの痛打を逆利用して、昨今の流れを変えられないかと模索する一派が米国にいる。

まるでこのタイミングを待っていたかのような言説を展開してさえいる。その代表格がドナルド・トランプ政権のピーター・ナヴァロ国家通商会議議長である。(続きは・・・中国と縁切る好機到来米国が新型肺炎を最大活用

2020年米大統領選(28):現地リポ:激変した戦法

米東部ニューハンプシャー州で大統領選を取材した。

大統領選取材は今年で8回目になるが、最も先が見ない選挙と言って差し支えない。それほど混迷している。理由が3つある。

1つは米有権者がいま右派と左派でほぼ同率に分断していること。

2つ目は、過去の大統領選では選挙資金額と得票数に強い相関関係があったが、この見方が通用しなくなってきたこと。

3つ目が「サイコグラフィック(心理学的属性)マーケティング」などの新しい手法が選挙活動に応用され始め、有権者の投票行動が読みづらくなっていることだ。

以上の3点を詳述する前に、現地での様子を少し記したい(続きは・・・米大統領選現地リポ:激変した戦法)。

2020年米大統領選(26):トランプも驚くサンダース躍進

米大統領選がいよいよ本格的に幕を明ける。

共和党は現職大統領のドナルド・トランプの再選で党内がまとまっているいるが、民主党は混戦のままだ。

その中でいま浮上してきているのが、バーモント州上院議員のバーニー・サンダーズである。

全米レベルでは今でも前副大統領のジョー・バイデンがほとんどの世論調査でトップにきているが、2月3日のアイオワ州党員集会(コーカス)と同11日のニューハンプシャー予備選に限ると、サンダーズが首位にきている世論調査結果が多い。

民主社会主義者を名乗る同氏が混戦の中から抜け出すのだろうか(続きは・・・米大統領選:トランプも驚くサンダース躍進)。