落日の共和党、早くもトランプ人気に陰り

ドナルド・トランプ前大統領はすでにフロリダ州の豪邸に移り住んだが、ゴルフ三昧の生活で収まる人ではないだろう。周囲の人が語る話の中に、興味深い動きがあるので記したい。

まず1月中旬から話題に上がっていた「愛国者党=パトリオット・パーティ」の設立についてだ。トランプ氏の顧問であるジェイソン・ミラー氏が書面で「(愛国者党の設立を)私たちは支持していませんし、かかわりもありません。この動きについては報道で知るだけです」と公表。

トランプ氏が自ら積極的に新政党を立ち上げる動きは、少なくとも当面はなさそうだ。ただ愛国者党については1月25日、フロリダ州でジェームズ・デイビス氏という政府職員が「MAGA(米国を再び偉大な国に)愛国者党」という団体を設立して連邦選挙管理委員会に届け出た(続きは・・・落日の共和党、早くもトランプ人気に陰り)。

コロナ禍で活況の米不動産、金持ちがますます豊かに

ドナルド・トランプ大統領は政権最後に再び弾劾訴追に追い込まれ、政治的危機に直面している。

ただトランプ政権の危機は政治分野に限らず、経済分野でも深刻である。

本誌2020年11月30日付の拙稿「2021年正月、米国を最大の危機が襲う」(https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/63070)で、年明けすぐに600万人超の米市民が家賃を支払えずに家を追い出される運命にあると書いた。まずその追記から始めたい。

昨春からの新型コロナウイルス蔓延により、米国でも失業者が増大して家賃を支払えなくなった人たちが増えた。すべての失職者が失業手当を受けられるわけではなく、多くの人は経済的に困窮した(続きは・・・コロナ禍で活況の米不動産、金持ちがますます豊かに)。

トランプ大統領が選挙後もカネを集め続ける理由

米大統領選に敗北したドナルド・トランプ大統領が不穏な動きを見せている。

12月末になっても敗北宣言を出していないばかりか、有権者からの献金を受け続けているのだ。

選挙後の約2カ月で集金した金額は、複数の情報を総合すると約2億5000万ドル(約257億円)に達する。

過去の大統領選で選挙後、これだけ多額の資金を集めた大統領(候補)はいないし、ホワイトハウスを去る人間がこれほどの資金を集めること自体、異例である(続きは・・・トランプ大統領が選挙後もカネを集め続ける理由)。

米最高裁がトランプ氏にダメ出しした理由とその影響

米大統領選の投票日から1カ月半が経とうとしているが、いまだに米国では政治的葛藤が続いている。

12月14日は全米の州都で選挙人(538人)による投票が行われ、民主党ジョー・バイデン氏が次期大統領に選ばれる運びで、ドナルド・トランプ大統領に実質的な再選のチャンスはもうない。

だがトランプ氏は12月13日のツイッターで、「戦いは始まったばかりだ」と記し、いまだに戦う姿勢を崩していない。

というのも6000万人以上の共和党員がジョー・バイデン氏の勝利を否定しているばかりか、2週間前のエコノミスト誌の世論調査でも、共和党有権者の79%が「負けたことを認めるべきではない」とトランプ氏を後押ししているからだ(続きは・・・米最高裁がトランプ氏にダメ出しした理由とその影響)。

(同記事はヤフー・ニュースにも取り上げられているので、そちらのサイトも添付します。米最高裁がトランプ氏にダメ出しした理由とその影響

2021年正月、米国を最大の危機が襲う

新型コロナウイルスの感染者と死亡者が世界一多い米国。医療分野だけでも多くの問題を抱えているが、コロナに関連した深刻な社会問題も浮上してきている。

その一つが、家賃を支払えない賃借人が数百万の単位で、年明け早々に住まいを追い出されかねない問題である。

投資銀行業務やコンサルティングを手がける米スタウト社がまとめた資料によると、最大で647万世帯が住まいを退去せざるを得なくなるという。

家族を考慮すると1000万人を超えるとも言われる。どういうことかご説明したい(続きは・・・2021年正月、米国を最大の危機が襲う)。