2020年、急速に高まる北朝鮮の脅威

12月初旬、北朝鮮の金正恩委員長はドナルド・トランプ大統領(以下トランプ)にクリスマス・プレゼントを贈るとしていたが、米時間25日を過ぎても米国側には何も届かなかった。

トランプはフロリダ州の別荘で、「ミサイルテストかもしれないし、美しい花瓶を贈ってくるかもしれない」とテレビカメラの前で余裕の笑みを浮かべたが、実際は胸をなでおろしていたかもしれない。

というのも米軍関係者の間では、北朝鮮の長距離弾道ミサイル(ICBM)が米国に向けて発射される可能性が取り沙汰されていたからだ。

地球観測衛星を手がけている米企業プラネット・ラボは今月、北朝鮮北西部の平城市に新たな長距離弾道ミサイルの生産関連工場が完成していると解析。ミサイルの移動式発射装置も確認していた(続きは・・・2020年、急速に高まる北朝鮮の脅威)。

トランプ、バイデンは同じ穴の狢

米ワシントンではいまウクライナ疑惑が最終局面を迎えようとしている。

連邦下院司法委員会は12月13日、ドナルド・トランプ(以下トランプ)大統領の弾劾決議案を可決し、来週中には下院本会議でも可決する見通しだ。

年明けには上院で裁判が始まる予定である。だが共和党が100人中53人を占める上院では罷免に必要な67人までには届かず、トランプを罷免させることはできない。本件において、トランプが「罷免されず」という結果はかなり前から見えていた。

ここで改めて浮き彫りになったのは、連邦議会内での政治的対立である。トランプ弾劾にあたっては「職権乱用」と「議会妨害」が訴追理由に挙げられたが、共和党議員は上下両院でほぼ全員が弾劾に反対し、民主党議員は賛成に回っている。そこには真政治的立場を論拠とする反目が際立っている(続きは・・・トランプバイデンは同じ穴の狢)。

大統領の座はカネで買う、余裕のブルームバーグ

「より多くのカネをつぎ込んだ方が勝つ」

米大統領選でよく語られてきた話である。2016年の選挙でドナルド・トランプ氏(以下トランプ)が当選するまでは、この話が30年以上も大統領選で生きてきた。

Photo from twitter

候補が集金した資金を比較するだけで、選挙前に当選者が予想できもした。

クリントン、ブッシュ、オバマの各大統領は2度ずつ大統領選で勝ち、いずれもライバル候補より多額の選挙資金を集めた。カネで直接、票が買えるわけではないが、テレビやラジオ、インターネットを使った政治広告は制限がないため(ツイッターの政治広告は2019年11月22日で禁止)、カネをつぎ込むほど多くの票を期待できた。

選挙には莫大な資金が必要になる。大統領選はなおさらだ。

50州で選挙事務所を開設し、運動員を雇用し、プラカードを印刷し、テレビCMを流すといくら資金があっても足りないくらいである(続きは・・・大統領大統領の座はカネで買う)。

ウクライナかすむトランプの下半身

ドナルド・トランプ大統領(以下トランプ)が迷走している。

年内に連邦下院で弾劾訴追される公算が強くなっているが、本稿では別の側面で問題視されているトランプの負の所業に光を当てたい。

10月22日、米国でトランプについての新刊本が出版された。

タイトルは『大統領の女たち:ドナルド・トランプという捕食者(筆者訳)』(ハチェット・ブックス)で、トランプの女性問題を新たに浮き彫りにした単行本である。トランプが過去、数多くの女性と浮名を流してきたことはすでに知られているが、本書はトランプにセクハラや性的暴行、強姦されたと主張する43人の新たな被害女性たちの報告事例をまとめたものだ。

報告された被害女性はこれまでメディアには登場していない人たちで、著者である2人のジャーナリストが様々な手法を使って被害女性たちを探し当ててインタビューしている。(続きは・・・https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/58260)

ワールドシリーズ、大統領が受けた大ブーイング

ドナルド・トランプ大統領(以下トランプ)にとっては予想外だったに違いない――。

何が予想外だったかといえば、ワールドシリーズ第5戦(27日)を観戦しに行った球場で、大きなブーイングを受けたからだ。

しかもホワイトハウスのある地元ワシントンを本拠地に置くワシントン・ナショナルズ(ナショナル・リーグ)の試合である。

さらに米時間10月27日は、米軍特殊部隊による急襲によってイスラム国の指導者アブバクル・バグダディ容疑者が死亡したニュースが流れた日でもある。

さらに米時間10月27日は、米軍特殊部隊による急襲によってイスラム国の指導者アブバクル・バグダディ容疑者が死亡したニュースが流れた日でもある(続きは・・・ワールドシリーズ、大統領が受けた大ブーイング)。