日本の人口の数倍の人が飢餓に直面、対岸の火事ではない気候変動

日本で暮らしている限り、世界で億単位の人たちが飢餓に直面していることはなかなか実感できない。

食料不足でお腹を空かせ、命の危険に直面している人たちが、国連が発表した最新の報告書では約7億3500万人もいるというのだ。日本の人口の約6倍もの人たちが飢えに苦しんでいる。いったいどういう状況なのか。

7月12日に国連の5つの専門機関が共同で発表した報告書「世界の食料安全保障と栄養の現状(SOFI)」によると、気候変動をはじめ、ウクライナ戦争や地域紛争などが原因で、飢餓に直面している人が億単位にのぼる。

そして、2019年以降だけでも新たに1億2200万人が飢餓に追い込まれているという。日本のメディアでは大きく報道されていないものの、極めて重要な問題である(続きは・・・日本の人口の数倍の人が飢餓に直面、対岸の火事ではない気候変動)。