伯桜鵬にコブシを握る

新入幕の伯桜鵬がいよいよ優勝直前まできた。

新入幕の力士が優勝すれば109年ぶりのことになる。それほどの偉業であるが、本人は飄々としている。ただ昨日、一昨日の同力士の相撲を見る限り、「負けてなるものか。俺は強いんだ」といった魂魄が全身に宿っている気がして、応援しないわけにはいかない。

まだ髷も結えていないが、「そうがどうした。やってやる」という思いがヒト押しヒト押しから感じられて、押されて土俵際までいっても、そこから全力を振り絞って勝ちにつなげるだけの底力がたまらない。

まだ19歳だが、この勢いを失わなければ近い将来、必ずや横綱になるだろうと思われる。中学の時に痛めた左肩にはいまでもテーピングがなされているが、それでも力を発揮できる術をつかんでいるようだ。

伯桜鵬哲也 - Wikipedia
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今晩、優勝したらテレビのこちら側で拍手をして盃をあげたいと思っている。