天気は今後どうなる

「これでもか!」

天空からそう言われているかのような、そんな日々である。東京はまだ梅雨が明けていないが、毎日のように灼熱の日差しがつづいている。このままいくと10年後、20年後はいったいどうなってしまうのかという疑問が脳裏をかすめる。

私が小学生の頃は、暑い日であっても気温はせいぜい32度くらいで、35度に達したという記憶はない。それが少しずつ夏場の気温が上昇し、今は35度を超えている。今後はいったいどこまでいくのか。

数年前に環境庁が「2100年 未来の天気予報」と題して、夏場の気温を予想した。それをみると、2100年8月の東京の最高気温は43.3度になっている。環境庁はあくまで「温暖化対策がこのままとられない場合」という条件をつけているが、昨今の気温を体感する限り、43度という数字は十分に想像内の数字である。

これは地球という惑星が背負った運命であるのかもしれない。2200年くらいになると、もう地表を歩けないほどの温度になるのか。その時は人間はこの地球上から抜け出して別の惑星に住まざるを得なくなるのだろうか。