天気は今後どうなる

「これでもか!」

天空からそう言われているかのような、そんな日々である。東京はまだ梅雨が明けていないが、毎日のように灼熱の日差しがつづいている。このままいくと10年後、20年後はいったいどうなってしまうのかという疑問が脳裏をかすめる。

私が小学生の頃は、暑い日であっても気温はせいぜい32度くらいで、35度に達したという記憶はない。それが少しずつ夏場の気温が上昇し、今は35度を超えている。今後はいったいどこまでいくのか。

数年前に環境庁が「2100年 未来の天気予報」と題して、夏場の気温を予想した。それをみると、2100年8月の東京の最高気温は43.3度になっている。環境庁はあくまで「温暖化対策がこのままとられない場合」という条件をつけているが、昨今の気温を体感する限り、43度という数字は十分に想像内の数字である。

これは地球という惑星が背負った運命であるのかもしれない。2200年くらいになると、もう地表を歩けないほどの温度になるのか。その時は人間はこの地球上から抜け出して別の惑星に住まざるを得なくなるのだろうか。

一人暮らしが急増中、ますます孤独になっている米国人

米国でいま一人暮らしをする人が増えている。

全世帯の中で単身者の割合は29%にまで上がり、過去最高を記録している。それにより、内外から「淋しい米国人」と揶揄されている。一人暮らしが増える理由はいくつかの社会的要因と結びついている。最初に指摘されているのが米国人の晩婚化だ。

寿命が延びていることと関連し、結婚する年齢も遅くなっているため、単身者の人数が増えている。高齢化については、考慮しておくべき数字がある。

米国人の年齢中央値(平均年齢ではない)が2022年に38.9歳に達し、過去最高になったことだ。年齢中央値というのは年代的な中間点を意味し、1920年は25歳だった。1980年には30歳になり、2000年には35歳、そしていまは40歳に迫っている(続きは・・・一人暮らしが急増中、ますます孤独になっている米国人)。

もう一人の米大統領候補

来年11月の次期大統領選投票日までずいぶん時間はあるが、米選挙には選挙期間が設けられていないため、すでに何人もの候補が出馬を表明し、選挙活動をおこなっている。

民主党は現職ジョー・バイデン大統領が再選を目指しているが、なにしろ80歳という年齢なので、今後1年半の間に再選を辞退する可能性もある。その機会をうかがうように、民主党からはロバート・ケネディ・ジュニア氏(69)、作家のマリアン・ウィリアムソン氏(71)が出馬している。実はもう一人、私が注目している人物がいる。

まだ出馬表明をしていないので、候補とは呼べないが、今後出馬する可能性が高いと踏んでいる。その人物とはカリフォルニア州知事のギャビン・ニューサム氏(55)である。2003年にサンフランシスコ市長に当選し、07年には72%という高い得票率で再選を果たした。

その後、同州の副知事を務めたあと、2018年選挙で州知事に当選した民主党の期待の星である。

file photo

現在はバイデン氏の再選に助力しているが、ニューサム知事をよく知る関係者は「大統領を狙っている」と述べており、バイデン氏に何かあればすぐに出馬する意向があると言われる。2024年に挑まなくとも、その次の選挙にでてくる可能性はかなり高いと読んでいる。