バイデン大統領の「台湾防衛」発言は確信犯だった

米国の首都ワシントンでは1週間以上が経ったいまも、議論が衰えていない。

何の議論かと言えば、ジョー・バイデン大統領が来日時に岸田文雄首相と共同会見を行った際、「台湾防衛のために軍事力を行使する意思があるか」と記者に問われて「イエス」と発言した件である。

すでに多くのメディアで報道されている通り、これまで米国政府は中国との交戦を避けるため、台湾有事があったとしても「戦略的曖昧さ」という言い方を繰り返し、中国と一戦を交える意図はないとしてきた。

だがバイデン氏は5月23日、中国が台湾を攻撃した時には「受けて立つ」との意思を表した。それは「戦略的曖昧さ」から「戦略的明確さ」への変化であり、関係者は驚き、戸惑った(続きは・・・バイデン大統領の「台湾防衛」発言は確信犯だった!)。