新しい英語(11)

ある日の晩、会食の席でおいしいうどんを食べた。同席した女性2人は、真剣に英語を勉強しているという。

いまでも英語の勉強を続けている私としても励みになる話で、何もしなくなった時点で英語力は後退していくので前進しかないと思っている。

ただアメリカからもどって7年が経ち、英語力はゆるやかなくだり坂を下りている。英語圏にもどって住まないかぎり、わたしの英語力の再浮上はないだろうと思う。

先日、旅行関係の英語サイトを読んでいたら出会いました、、新しい英語。

Abolutely terrific!(最高にすばらしい)

普通の表現に思われるが、最初の単語「abolutely」に注目していただきたい。absolutely(最高に)の中の「s」が抜け落ちている。

これはスペルを間違えたわけではなく、故意に「s」を抜いたスラングだ。「s」を抜いた方が発音しやすいということだと思う。

これを英語の進化と呼ぶかは議論がわかれるが、私は新しい英語と位置づけている。

potomacriver1.jpg

よく走っていたポトマック川のランニング・トレイル(米ワシントンDC)

新しい英語(10)

テレビでもラジオでも、電車に乗っても英会話習得のための広告が目立つ。

35年前も同じだった。当時はカセットテープの教材で、繰り返し聴くべきだと勧められた。ずいぶん時間を費やしたつもりだが、喋れていると思ったことはなかった。

英会話教室にも通ったが、落ちこぼれた。

「ああ、もうこれで一生英語は話せるようにならないかもしれない」

少しだけ話せて、少しだけ聴けてという中途半端な状態がつづき、フラストレーションだけがつのった。

自分で「話せるようになった」と言えるだけのレベルに達したのは、アメリカに渡って2年ほどたってからである。そのあとも、知らない単語や表現がどんどん出てきて、語学は一生勉強だなという思いが強い。

短い表現でも「これは新しい」というものが少なくない。

That dinner was on hit!

この「….on hit」という言い方は昔からあるように思うが実は最近の言い回した。「very good」という意味。

日本語も新しい言い方がどんどん生まれているが、英語もしかりである。

新しい英語(9)

仕事がら英文を読む機会が多い。新しい表現に出会うと思わず笑顔になる。

昨日、「ナショナル・レビュー」という米誌をネット上で読んでいて、自分で笑みが浮かんでいるのがわかった。

Putin is now just basically doing donuts in Obama’s front yard.

(プーチン大統領はホワイトハウスの前庭でドーナツを作っているだけ、、、)

ちょっとおかしい。

ドーナツは作っていません。「do donuts」は「ぐるぐる回る」という意味。つまりオバマ大統領に踊らされているということだ。

英和事典・熟語辞典は新しい英語に追いついていない。これはしょうがない。日常の口語表現が常に先行するからだ。

ある事典にはdo donutsの意味が出ていたが、「ドーナツを作る」という意味だけだった。

french-cruller.jpg

ちなみに、フレンチ・クルーラーは私の一番好きなドーナツ。

新しい英語(8)

日本語で表現できることはほとんど英語でも言い表すことができる。その逆もしかりである。

ただいつの世にも例外がある。それらしい表現はできるが、的確に言い表せない。たとえば「よろしくお願いいたします」という表現は英語にはない。

それに近い表現はあるが、「よろしくお願いいたします」という意味をうまく表現できる英文はない。微妙にニュアンスが違ってくる。

最近、知った英単語も日本語にはない。

Snough…

多くの方はこの単語をご存じないだろうと思う。アメリカ人でも知らない人が多い造語だ。

くしゃみ(sneeze)とせき(cough)が同時にでた時の単語である。どうして日本語にないのだろうか。創造してもいいかと思う。

セキャミ?

お任せします!

新しい英語(7)

      jamica.JPG

(カリブ海の朝日)

アメリカのある雑誌を読んでいたら、また出会いました ― 新しい英語。

She shows off her beach bod!

ビーチに出て、「こんがり焼けた肌を見せつけている」という意味です。

Beach bodは最近使われ始めた言葉で、beach bodyの省略形ですが、やはり短い方が言いやすいのです。

日本では過去10年以上、特に女性は色白の肌を好む傾向がつよいので、あまりbeach bodといってもピンと来ないかもしれません。

でもアメリカではいまだに太陽の光をいっぱい受けて、日に焼くことが普通です。皮膚がんのリスクがさかんに叫ばれていますが、気にしない人が多いのはどうしたことでしょう。