トランプの自滅に終わるのか:2020年米大統領選(36)

新型コロナウイルスの感染がアメリカで広がれば広がるほど、反比例するようにしてトランプの支持率が下がっているようにみえる。過去数週間、トランプ対バイデン両氏の支持率の推移はますますバイデン優位に動いていて、バイデンが各種世論調査で10ポイントほどのリードを保っている。

ハーバード・ハリス調査 はトランプ44対バイデン56 、ラスムッセン・リポートはトランプ40対バイデン50、エコノミストはトランプ40対バイデン49 、USAトゥデイも41対53でバイデン優位である。

共和党は過去半世紀ほど、南部と中西部の州を奪ってきているが、もしかすると今年11月の選挙では民主党がテキサス州を含むいくつかの保守地盤を切り崩すことになるかもしれない。

それは民主党「バイデンの躍進」というより、共和党「トランプの自滅」と述べた方が的確かもしれない(敬称略)。