新型コロナウイルスはいまだに収束していない。収束していないというより、東京にはすでに第2波が来ていると言えるだろう。
第2波の到来は日本だけの現象ではない。アメリカにも日本とほぼ同時期に押し寄せている(下図))。
アメリカの方が感染者数は日本よりも圧倒的に多い。3月時点から単位が日本とでは違う。上図の左に、3Kや6Kという表記が確認できるかと思う。ご承知の方も多いと思うが、Kは1000=Kiloを意味している。最近は50K、つまり全米の新規感染者は1日5万人前後にたっしており、これがアメリカの第2波の現実だ。日本も第2波の方が新規感染者が増えると予測する専門家がいることから、各自の日々の行動が本当に重要になる。
ここでもう一つ、別のグラフをご覧いただきたい。
ある国のコロナ新規感染者のグラフである。どこの国か、おわかりになるだろうか。
ドイツである。グラフの最後の日付が6月26日なので、7月に入ってからの数字がわからない。いま調べると、7月5日の新規感染者は239人。同国の3月、4月の数値との比較から、アメリカや日本のような第2波は来ていない。
しかしドイツメディアの報道を読むと、ほぼ半数の国民がこれから第2波が押し寄せるのではないかと憂慮している。遅れて第2波がくるのか、それともドイツはコロナの封じ込めに対応できているのか、その答えは半月後にはわかるかと思う。