日傘です

男性が日傘をさすことが増えたが、やはり若者が多い。私のようなジジイは少ないかもしれないが、今日のような日差しの日にはもってこいだ。この傘は義理の弟がプレゼントしてくれたもの。ありがたく使っている。

11月の米大統領選予想

米時間6月27日に行われたバイデン大統領とトランプ氏との討論会以降、同大統領の支持率が急落している(Trump Widens Lead After Biden’s Debate Debacle)。あの討論会を観たほとんどの人はバイデン氏の心許なさと脆弱さを感じたかと思う。アメリカという大国のリーダーとしてはもはや不適格なのではないかとの思いが強まった。

個人的には勇退すべきだと考えているが、本人は現時点ではまだまだやる気を見せており、すぐに辞めるという流れにはなっていない。周囲からの撤退の声には耳をかさず、「まだやれる」との判断なのだろうが、今後選挙戦から降りますという発表がなされる可能性は十分にある。

その時に誰が民主党の代表候補になるのか。

すでに予備選で多くの候補が脱落していったが、私が推すのはカマラ・ハリス副大統領である。バイデン氏が降りた場合、今年11月には「ハリス対トランプ」という戦いになるのではないかと邪推している。ただ結論を先に述べると、ハリス氏もかなり健闘するが、最終的にトランプ氏が返り咲くという流れになるのではないか。

これは個人的な希望とは逆である。できればハリス氏に勝ってもらい、「米史上初めての女性大統領誕生」というニュースをみたいのだが、「やはりトランプは強かった」という結果に落ち着くのではないか。これは30年以上も大統領選を追ってきた当方のハンチ(Hunch・予感)である。

『健康のために絶対にしない3つのこと』

上のタイトルは、今日ネットサーフィンをしている時に出会った記事のタイトルである。こうしたタイトルに出会うと、ついつい読んでしまう。実はオリジナルの記事は数カ月前に発表されているのだが、私は今日初めて読んだのでこの欄でご紹介することにした。

筆者は88歳の現役医師で、いまでも臨床の現場に立っている帯津良一(おびつりょういち)という方だ。東京大学医学部をでた外科医で、都立駒込病院外科医長をへて 日本ホリスティック医学協会会長・現名誉会長であると同時に、日本ホメオパシー医学会理事長、国際生命情報科学会(ISLIS)会長なども務める重鎮である。88歳になるまで大病はなく、30年間風邪ひとつひいていないと いう。

こうした肩書を読むと「3つのこと」が気にならないわけがない。私も実践しようと思って記事を読み始めると、驚くようなことが書かれてあった。

まず最初の「しないこと」は禁酒だという。365日、1日も欠かすことなくお酒を飲むのだという。適量であれば休肝日は必要ないとの考えだ。行きつけの居酒屋では中ジョッキの生ビールを2杯飲んだあと、ウイスキーのロックを2杯といった分量だ。帯津氏にとってはこれが適量で、それ以上は飲まないという。

二つ目の「しないこと」は、嫌いなものを無理して食べないことである。「 健康によくても嫌いなものを無理して食べてそれが体にいい作用を及ぼすとは思えない 」と述べる。食は喜びであって、おいしいという心のときめきを重視している。だから「嫌いな生野菜は絶対に食べない」と断言する。

そして最後の「しないこと」が減塩を気にしないということだ。実はゲルソン療法という 塩分を一切取らない食事法 がある。帯津氏は以前、看護師長をメキシコのゲルソン病院に1週間入院させたが、その人は3日目くらいからひどい頭痛に襲われたという。そこで持参した塩昆布を食べたらすぐに治ったという。

「人間には塩分が必要なのだと確信しました。しっかり塩分を楽しんだら翌日はちょっと控えるというように、バランスを取っていけばいい」

帯津氏は健康をたもつためには 好きなものを食べ、好きなことをして「ときめき」を持って生きることが重要であると力説する。それがいのちのエネルギーを高めることになると言う。さあ、皆さまはどうお考えだろうか。

72%の米有権者:バイデンは大統領として不適格

今朝(7月1日)、仕事場(外国特派員協会)にきてすぐ、ヨーロッパ出身の記者と二人で先週行われたバイデン氏とトランプ氏の討論会について話し合った。

彼がまず「あのディベート、どう思った」と訊いてきた。

私は率直に、「もはや2人ともにアメリカという大国のトップに座るだけの能力も資質ももちあわせていない。残念ながら、今年の大統領選はとんでもない人物を国家のトップに据えようとしている。考え直さないといけない」と述べた。

すると同僚もしごく同意し、「今からでも遅くないから、民主・共和両党は新しい候補を擁立した方がいい」と提案。3億3000万強もの人たちが住んでいるアメリカで、よりによって80歳前後の高齢者を両党の代表者に選んでしまったことは、皮肉といって差し支えない。

春先から予備選を行い、多くの候補が脱落していって2人が残ったわけだが、こうしたプロセスが本当に適切だったのかどうかを改めて考え直す必要があるだろう。現職バイデン氏は明らかに認知能力に限界がきているし、本人もそれを認めている。CBSニュースの世論調査では、72%の有権者がバイデン氏は大統領として不適格と回答している。これまで多年に渡って最適任者を選択するシステムが機能してきたと思っていたが、考え直す時期がきているだろうかと思う。

50歳前後で知力、体力が充実した有能な男女は数多くいるはずである。そうした人物を大統領候補に選出できなかったことは、この大統領選のプロセスに欠陥があることを証明しているのではないか。この点でも同僚と意見が一致した。本当の意味での「アメリカらしい変革」を実現してほしいと思う。

TV討論会: バイデンvsトランプ

二人は握手もせず、最初からずっと敵愾心をむき出しにしていた。心の中を覗いたら、信じられないような過激な言葉が隠されていたかもしれない。

米時間27日午後9時からジョージア州アトランタ市で始まったジョー・バイデン大統領とドナルド・トランプ氏のテレビ討論会。米国の大統領選には選挙期間が設けられていないため、長期間に渡って選挙活動を続けられるが、現段階ではすでに米有権者の8割がどちらに投票するか決めているといわれる。

討論会では経済問題から移民問題にいたるまで多くの議題で論戦が繰り広げられたが、相互に言いたいことを言い合う場面がほとんどで、議論が噛みあわない。バイデン氏は今回、1週間前から特訓を重ねていたが、声はかすれ、沈黙があったりと精彩を欠いた印象は否めない。

けなし合う場面も多く、トランプ氏が「あなたがやってきたこと、過去のことも含めて、もはや完全に犯罪だ」と糾弾すると、今度はバイデン氏が「あなたの言ってことのすべてがウソだ」と捲したてる。

私は1984年のレーガン・モンデール両氏の大統領選を現地でみて以来、ずっと追っているが、これほど明け透けに両者がけなしあった討論会はなかったかもしれない。それほどお互いの感情がむき出しになり、「両者ともに大統領という公職には相応しくないのではないか」と思ったほどである。しかも80歳前後のご高齢で、「若く、バイタリティーに溢れた候補はどこにいったのか」というシンプルな疑問が湧き上がってきて、今年の選挙にはいくつものクエスチョンマークがついている。