これからの人生

いま68歳の私はときどき立ちどまって、「これからどうやって生きていこうか」と自問することがある。もちろん、明確な答えがすぐにでてくるわけもなく、「まあ、ここまで来たんだから、好きなように生きよう」と自身を慰めて終わる。

書くことがこれまでの私の生業だったので、今後も続けていくが、以前よりも書くペースは落ちている。経済的には年金を受け取りながら、金融機関に預けてある資金を使って余生を送るということになるが、「余生」という言葉の響きが実に淋しく、寂寥感が漂う。

日本人男性の平均寿命は厚労省の「簡易生命表」によると81.09歳で、女性は87.13歳。普通に生活していれば、あと13年は生きるということだが、13年という数字は考え方にもよるが「あまりにも短い」期間である。あと10年ちょっとで人生が終わってしまうのだ。

それでは「残りの人生でいったい何がしたいですか」と問われた時、私にははっきりした答えが用意できていない。これからどうしてもやりたいというコトがないのだ。言い方をかえれば、やり残してきたことがないといえるかもしれない。ある意味で幸せな人生を送ってきたともいえる。

今からあらたに目標を立ててそれに向かって努力して、、、とまるで中学生の努力目標みたいなことはしない。以前、当ブログで記したが、精神科医の和田秀樹さんの言葉通り、「心をのびやかにして、残された人生を楽しむためにも、どういうものであれ自分を縛るようなことはしない方がいい」というアドバイスに従い、日々楽しみながら生きていこうと思っている。

米・イスラエル VS イラン(2): 米国はイランを滅亡させるかもしれない

米・イスラエル両国の軍事攻撃でイランの最高指導者ハメネイ師が殺害されたことで、イランは報復として湾岸諸国にある米軍基地や関連施設に軍事攻撃を繰り返している。ただ米・イスラエルもイランへの大規模な攻撃を続けており、この戦争は両者「四つに組んだまま」しばらく続きそうである。

それでも、いま世界で米国を敵に回して軍事的に優位を保てる国家はなく、イランが劣勢に回らざるを得なくなるのは時間の問題であると言わざるを得ない。いくら国家のトップが米軍によって殺害されたからといって、どこまで本気で米軍に相対するつもりなのだろうか。

今日のニューヨーク・タイムズ紙は「米国とイスラエル両国によるイランの爆撃とイランによる報復は、世界経済への重大な脅威になっている。それ以上に警戒すべきことは、イラン政府がタガが外れたようになり、さらに過激な報復を繰り返すかもしれない」と指摘した。本当にイランのような国家が暴走した場合、中東地域だけでなく世界中に悪影響を及ぼすことは容易に想像できる。

先ほど(3月4日午後2時半)、イスラエルのギラッド・コーヘン駐日大使が外国特派員協会で記者会見し、「イランは中東でもっとも地域を不安定化させる国なので、イスラエルは努力しないといけない。周辺諸国は手を取り合って、よりよい中東を作らないといけない。平和を願う」と語った。

イランだけが悪者扱いにされることは国際関係上プラスに働かないので、米国や日本を含め、関係諸国は冷静に状況を判断して行動していかなくてはいけない。

日本では夫婦別姓は無理なのか

今朝の朝日新聞一面トップに選択的夫婦別姓の記事がでていた。日本では相変わらず夫婦別姓が認められておらず、本当にモノを変えることが「下手」な国なのだなと思ってしまう。

私などは「日本よ、いったいどうした。時代を止めている場合じゃないだろ」と思うが、過半数の国会議員は夫婦別姓の法制化に反対している。最新の世論調査では反対派議員が47%で、賛成派は30%でしかなかった。

結婚後、夫婦同姓にする制度は、1898年に制定された明治民法から続いているもので、これだけ長い間続いてきたのだからこれからも大切に継続していきましょうと考えるのか、こんなに古い法律は現代社会にそぐわないから変えるべきと考えるかに分れる。

イギリス、ドイツなどG7諸国はもちろん夫婦別姓が可能で、ロシアなどは1926年にすでに別姓の選択ができるようになった。アジアでも中国、韓国は夫婦別姓を実現しているし、北朝鮮でさえも夫婦別姓である。

ただ、日本の伝統を守りたいと思う人たちは、「明治政府は紀元節を定めるなど、古来の日本の伝統を強調する傾向にあった。日本の伝統を主張する人々は明治時代の規範を重視する傾向がある」と述べており、一部に今でも“変化”を嫌う流れがある。しかし、そういう方々には「本当にこのままでいいんですか」と問いたい。

冬季五輪開幕

ミラノ・コルティナ五輪が始まった。夏季だけでなく冬季の五輪も毎回テレビにかじりついているので、今回の五輪も長い時間をテレビの前で過ごすことになりそうだ。

ただ、私はいろいろな競技を観たいタイプなので、日本のテレビ局の五輪中継にはいつも欲求不満を抱いている。特に地上波は限定的な時間枠で、しかも日本人選手を追うことがメインになるので、他国の有名選手を観たいという時はインターネットで動画を探るしかない。

それは致し方ないことかもしれないが、もう少し視聴者にチョイスを与えてくれないだろうかと長い間思っている。将来的には、ほぼ全種目が「普通に」観られるようになることを望んでいる。

山上被告は無期懲役が妥当

安倍晋三元首相を殺害した山上徹也被告(以下山上・45)の弁護人が4日、無期懲役という判決を不服として控訴したが、私は極刑でもいいとさえ思っていたので、控訴には納得がいかない。

ただ、極刑は世界的にみると減少傾向にあり、今の世の中の流れに逆行する行為として捉えられている。いくら重罪を犯したからといっても死刑という罰はあってはならないというのが多くの国の考え方になっているが、感情的には山上は許すべからずである。

いくら山上の母親が旧統一協会に入信し、多額の献金をして家庭が崩壊したからといって、その矛先を安倍氏にむけて命を奪うというのは言語道断である。ティーンネイジャーの暴走による殺害ではない。ましてや安倍氏は元首相であり、一人の人間の命を奪ったことに対する責任はしっかりととらなくてはいけない。

以前、当ブログでも記したが、わたしは死刑廃止論者である。かつては、凶悪犯は極刑に処されるべきだと思っていたが、後年、考え方が変わった。一番の理由は、いくら大罪を犯しても国家が人の命を奪ってはいけないと思うようになったからだ。

そのかわり無期懲役ではなく、日本にはまだ導入されていない終身刑の法整備をすべきだと考える。終身刑は基本的に仮釈放が許されず、死ぬまで塀の中で過ごさなくてはいけない。大罪を犯した凶悪犯を更生するなどという考えは捨てるのだ。

だが、命には手をかけない。これが近代国家のあり方だろうと思う。