過去2日、死亡した人の銀行口座の凍結について記してきた(噂のウワサ 、真実の噂 )。
インターネットでも情報を拾った。すると「すぐに凍結された」という遺族と、「死後もずっと使用できる」という遺族とに別れている。そこで三菱東京UFJ銀行本店に問い合わせた。相続処理を専門にしている担当者と話をすると、後者が普通であると言う。
「死亡届けを受理する役所と金融機関がオンラインでつながっているということはありえません。ですから、金融機関は預金者が亡くなった事実を通常、知ることはないのです」
遺族が銀行側に、親族が亡くなりましたと申し出ない限り、その口座は開いたままである。ただ、実際にすぐに凍結されてしまったケースが少なくない。
これは新聞に死亡した事実が公表されたり、銀行員が故人の世話をしていたことで死亡を確認した場合など、何らかの形で金融機関側に死亡の事実が伝わったケースだ。それが無ければ口座はそのままだ。
今日のところはここまでだが、この件についてはもう少し奥行きがありそうな気もしている。また新しい情報が入手でき次第、お知らせしたい。