誰もが一度は感染?:新型コロナ(57)

このところ新型コロナについてのブログが滞っているが、以前から書いているように、私は累計のコロナ感染者数に注目している。1ヵ月前のブログ(7月22日)で、都内のコロナ感染者総数が184万人を超えたと記した。

今春の国勢調査によれば都内の人口は1399万人なので、コロナが発生して以来、7月22日時点で7.6人に1人が感染した計算だった。過去1ヵ月でこの数字はどう変化したのか。

東京都が発表した8月22日現在の感染者数は、累計で275万人。先月から91万人も増えている。単純計算であるが、これまで都民5.08人に1人が感染してきたことになる。4月27日時点での感染者数は142万で、都民9.8人に1人の感染だった。

米国ではすでに3人に1人という数字が出てきているので、東京もいまの流れが止まらなければさらに感染者が増えていくと思われる。そうなると、いずれはほとんどの人が1度は感染する宿命にあるのか、といった危惧が頭をもたげてくる。あとは1人ひとりが十分に感染に気をつけて感染対策をしていく以外にない。

皆さま、くれぐれも気をつけてくださいませ!

感染の恐ろしさ:新型コロナ(56)

本当に風邪と同じように考えていいのか?

昨日から、東京都内でのコロナ感染者が3万人を超えたというニュースが流れている。多くの方は「いったいどこまで行くのか」と思われたはずだ。

昨日(21日)の新規感染者は3万人超ということだが、昨日だけでなく、過去数日を含めた「進行形」の感染者は約17万にのぼる。この数字をもとに、メディアは都内ではいま「100人に1人が陽性者として療養している」と伝えている。

ただ、私が注目しているのは、都内でこれまでにコロナに感染した人の累計である。コロナが発生してから2年半ほどがたつが、都内での感染者総数は184万5,743という数字だ。東京都が今年4月28日に発表した国勢調査による都内の人口は1399万人なので、コロナが発生して以来、7.6人に1人が感染したという計算になる。とんでもない数字である。

多くの方は周囲に感染した方がいた(いる)だろうし、もしかしたらご本人も感染されたかもしれない。これは「誰もが風邪をひく=誰もがコロナにかかる」と言えるレベルになってきたということでもあるが、私はコロナに関しては一人一人ができるだけ感染防止に努めなくてはいけないと思っている。当たり前のことだが、、、

今のコロナは幸いにも重症化する比率は低いし、死亡率も低いので、感染したからといってすぐに危機的状況に陥ることは少ないが、後遺症の恐ろしさもあるので、できるだけ感染予防に努めたいと思う。

10人に1人:新型コロナ(55)

何が10人に1人なのかといえば、東京都でこれまで新型コロナに感染した人の割合である。これは数字上の単純計算であるが、人口約1396万の東京都でこれまでコロナに感染した人の総数は142万。最近でも連日、3000人超の感染者がでているのでこれほどの割合になる。

「10人に1人」となると、かなりの多さであると思うと同時に、自分もいつ感染してもおかしくないとの思いを抱く。ワクチンを3回打っていても、感染する時は感染すると覚悟しておかなくてはいけない。

ただ死亡者数はこれまで4310人。感染者数が142万なので、亡くなる方は感染者329人に1人ということになる。すでにマスク、手洗い、うがい等はほとんどの方が励行していると思ので、今後も感染防止は一人一人が気をつけていくしかない。

コロナ関連ニュースやウクライナ情勢など、暗いニュースが多くて気が滅入りがちになりますが、皆さまお元気でいらしてください。

オミクロン:最悪の事態はこれから: 新型コロナ(54)

つい先日、米国では新型コロナの1日の感染者数が100万人に達したことで、「来るところまできた」との思いが広がった。なにしろ日本ではまだ累計で約175万人なので、改めて米国の感染者数の多さに驚かされた。

ただ米時間7日、米政府の首席医療顧問を務めるアンソニー・ファウチ博士が最悪の事態はまだこれからという主旨の発言をしたことで、さらなる驚きが広がった。それは1月下旬にかけて、新規感染者数が連日100万になると示唆したからだ。その時期にピークに達するという。

今後は1週間ごとに約500万人がコロナによる体調不良を訴える可能性があり、経済と市民生活に重大な支障がうまれるかもしれない。オミクロンはデルタ株に比較すると重症化する比率が低いが、感染が広がれば、多くの感染者が自宅待機を余儀なくされることになり市民生活に大きな影響がでる。

米ワシントン州シアトル市にあるワシントン大学医学部保健指標評価研究所も1月下旬に感染者のピークがくると予想しており、同時期に3800万人が感染する可能性もあるとの数字をだした。オミクロンが世界で最初に確認された南アフリカでは12月中旬から感染者が減っているが、国によって状況が違うことは歴然としている。

日本が今後、オミクロンを含めたコロナ感染をどこまで防止できるのか。肝要なのは一人一人が感染防止の意識を高めて、しっかり行動することである。

マスク生活で風邪が減少:新型コロナ(53)

新型コロナウイルスが蔓延しはじめてからすでに2年近くが経とうとしている。それは同時に、ほとんどの方が外出時にマスクをしているということであり、「風邪をひかなくなった」ということにもつながる。

先日、テレビ朝日の羽鳥氏が「鼻かぜすらひかなくなった」と番組の中で発言。私も過去1年以上、風邪をひいていないので、マスク着用と手洗い、消毒は風邪防止に絶大な効果があるのだろうと思う。

市場調査会社インテージヘルスケア社によると、例年の風邪の罹患率と比較すると今年はかなり低い数字であるという。2019年の風邪の罹患率を100%とした場合、今年は36%にとどまっている。まったく風邪にかからないわけではないが、大幅に減ったことはすでに数字に表れている。

風邪にかからないだけでなく、多くの方は外出時のマスク着用の利点を感じてもいる。特に女性は「ノーメイクでいられる」「ほうれい線を隠せる」「シミや毛穴の開きを隠せる」など、プラス要因を見い出している方もおおく、今後コロナ発症がほとんどゼロになったとしても、マスクを着用し続ける人はかなりの割合でいるだろうと思う。