当ブログで2014年から記してきた「タクシーの中へ」。前回、書いた時からまた随分と時間があいてしまった。今日乗ったタクシーの運転手さんに最近のタクシー事情を訊くと、興味深いことを話してくれた。
「過去3年ほどで運転手の数が約5000人増えました」
東京を走るタクシーの運転手さんの数はずっと減る傾向にあったが、近年になって増え始めたというのだ。

「私も減り続けて、これからどうなるのかと思っていたんですが、いまは増えています」
なによりかと思う。これはコロナが明けたこともあるが、以前よりもタクシーを使うという流れが強まってきているからだという。スマホですぐにタクシーを呼ぶことが、一定層の人たちの間で日常化してきたことが大きい。運転手さんに訊いた。
「街で手を挙げている人や駅待ちのお客さんを拾うよりも、ネット経由で呼ばれる方が多いということですか?」
「その方がずっと多いです」
確かに街にいて、歩道でタクシーが通るのを待つより、ネットで現在の居場所を伝えて来てもらうほうが確実である。タクシー乗り場もあるが、ネットを利用すれば、到着する時間を教えてくれるだけでなく、迎車がいまどこを走っているかも知らせてくれる。久しぶりにタクシーに乗ってみませんか。