『ゼロで死ね』(2)

昨日の当欄で、『ゼロで死ね』というタイトルのブログを書いた。今日はその続編である。というのも、『ゼロで死ね』という書籍(ビル・バーキンス著・ダイヤモンド社)を紹介しておきながら、読まずに書いたので歯がゆくてしょうがなく、本屋に行って買い求めてきた。

読み始めると、興味深い記述が次から次へとでてくる。ノートに記しておきたいほどの指摘が多く、ベストセラーになっている理由が理解できた。ここでは記述のいくつかをご紹介しようと思う。

「蓄えるだけの人生よ、さようなら!いま味わえるはずの喜びを極端に先送りすることに意味はない」

「人生は経験の合計。あたなが誰であるかは毎日の経験の合計によってきまる」

「老後で何より価値が高まるのは思い出だ。(中略)とにかく早い段階で経験に投資すべきだ。そうすれば、年齢を重ねるほどに驚くほど多くのリターンが得られる」

「必要以上に貯め込むことや、金を使うタイミングが遅すぎるのが問題」

「慎重派の人は150歳まで生きるかのような過度な貯金をしてしまう」

「富の最大化ではなく、人生の喜びを最大化するための方法を探すこと」

まだまだ多くの良質の指摘があるが、ここではこれくらいにしておきたい。もっと知りたい方は同著を手にとって頂ければと思う(私は同著のセールスマンではないが、、、)。