11月19日午後2時、東京丸の内にある日本外国特派員協会の記者会見に現れた駐日ウクライナ特命全権大使のセルギー・コルスンスキー氏。ロシアとの戦いはウクライナ側が勝つまで続けると明言した。
2022年2月に始まったロシアによるウクライナへの侵攻は、今日でちょうど1000日目を迎えた。一向に終わる気配がない戦争に、周囲からはそろそろ終戦への手立てを熟慮すべきとの声もあがるが、ウクライナ政府は「勝つまでは」との姿勢であるという。というのも、「敵が戦いを止めない以上はこちらも止めるわけにはいかない」との立場だからだ。
数日前、バイデン政権がウクライナに対し、米国製の長距離ミサイルの使用を許可するとの報道がでた。米国製兵器の使用が認められれば、ウクライナでの戦争はさらにエスカレートする可能性が強い。こうした状況について、コルスンスキー大使は「ドローンは時に充分ではない。長距離を飛ぶことができないからだ。だから我々はミサイルが必要になったのだ」と述べ、長距離ミサイルの使用を正当化してみせた。
会見の最後に、プーチン大統領について次のようにコメントしたのが印象的だった。
「彼は怪物であって人間ではない!」