ウクライナが反撃: 終わりの見えない戦争

ウクライナがロシアに反撃を始めて4日が過ぎた。今後、まだまだ反撃を続けてロシア軍に抵抗していくかにみえる。

そもそも2022年2月 にロシアがウクライナに軍事侵攻したのは、国際的に ウクライナ領として 認められていたクリミア半島を奪うことが目的と言われている。あれから2年半が過ぎたが、いまだに戦闘は収まらず、戦線は約1200キロにも及んでいる。戦争は一刻も早く終わらせるべきとの世間の思いとは逆に、両国がすぐに和平案に締結するようにはみえない。

今週になって、ロシアに攻められっぱなしだったウクライナが、逆にロシア西部のクルスク州に越境攻撃を開始。ウクライナ軍は国境から15キロほど侵攻したと伝えられている。これに対しプーチン大統領は「ウクライナ政権が新たな大規模な挑発に乗りだした」と発言。「やられたらやり返す」という断ち切れない負の連鎖が始まっている。これが戦争のおぞましい側面で、いくら人類が叡知を積み上げてすばらしい文明を築きあげても、殺し合いによってすべてがマイナスに転化してしまう。

ロシアのメドベージェフ安全保障会議副議長(前大統領)は今回のウクライナの攻撃を受けて、ロシアは戦闘目標を「ウクライナ全土の占領に拡大すべき」と主張しているという。もしそんなことになったら、全世界がロシアの侵攻を止めに入らなくてはいけない。

こうした状況で私の中に湧きあがる疑問は、「人間は戦うという行為の根源を体内に隠し持っているのだろうか」ということである。 人間が人間である以上、戦いはなくせないのかーー。

米大統領選:互角という可能性

(A version of this map is from CNN)

株価暴落のニュースが世間を騒がせているが、米大統領選は11月5日の投票日に向けて粛々と進行している。各種世論調査の数字を眺めると、現時点では民主党カマラ・ハリス氏がドナルド・トランプ氏をややリードしている調査が多いが、今後3カ月でどういう展開になるかは誰も読めない。

上の地図は、CNNが最新の世論調査でどちらが優勢かを州ごとに示したものだ。青が民主党(ハリス)で赤は共和党(トランプ)。ご存じの方も多いと思うが、米大統領選というのは総得票数で争う選挙ではなく、全米50州に人口比で割り当てられた「選挙人(計538人)」を取り合う戦いである。

カリフォルニア州は最も人口が多いので、選挙人数は55。次いでテキサス州が38人、フロリダ州が29人、人口の少ないモンタナ州やバーモント州などはそれぞれ3人が割り当てられている。

538人の過半数である270人を奪った候補が勝つのだが、今年は接戦が予想されているので、269人対269人の互角になる可能性が指摘されている。米国は今、それほど真っ二つに割れているということである。引き分けになる確率は低いのだが、シナリオとしては十分あり得る。

米選挙史を眺めると、過去に 一度だけ引き分けになったことがある。1800年に行われたトーマス・ジェファーソンとアーロン・バーの間で行われた選挙で、今年は2度目の互角の可能性がでている。今後の展開がみものである。

一服の涼

暑い日が続いていますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

なにか自慢のようになって申し訳ないですが、自宅でコーヒー味のクリームが乗ったデザートをいただきました。皆さま、お体に気をつけてお過ごしくださいませ。

英語力というもの

先日、大学時代の友人と電話で話をしている時、彼が英語を勉強し直しているという話をした。やり始めて5カ月が経つという。以前から英語を流暢に話したいという願望はあったが、60代後半まで実現できないままだった。だが、一念発起して、毎日英語の勉強に勤しんでいるという。

「いやあ、まだまだ全然だよ」

そういう彼に、「たとえ英語圏に留学したとしても5カ月で”ペラペラ”になることはないし、やり続けることが重要だと思う」という話をした。少なくとも毎日英語に触れて、ものにしようと努力を続ける彼には頭が下がる。いくつになっても英語はやり続けることが大事だし、少しずつ前に進むことで年齢には関係なく、ある日突然、自分が話せるようになっていることに気づくかもしれない。

このブログを読んでくださる方の多くは、私がアメリカに25年もいたことをご存じかと思う。2007年に帰国したのですでに17年がたつが、聴く力はほとんど落ちていない。どんなに早口で喋られても理解できるが、話す方は滞米中よりもスピードが落ちたし、表現力も劣化した。

今でも外国人とよく話をしてはいるが、それでも滞米中の英語力を100としたら80くらいだろうか。以前は通訳のアルバイトをしていた時もあったが、いまは依頼がきても丁重にお断りしている。いや、お断りせざるを得ない状態である。それでもなんとか必死に「これ以上は落ちないように」とこらえている。

最後に私がよく聴く英語のラジオ局「 NPR Radio 」 (National Public Radio) のサイトを添付しておきます。

ロシアのいないパリ五輪

パリ五輪が始まり、連日テレビでは各種競技が放映されて盛り上がっている。だが、私は何かもの足りないものを感じている。それが何かといえば、ロシアが参加していないことである。

特に体操などは伝統的にロシアが好成績を残してきただけに、ロシア不参加の五輪というのは準主役を欠いたミュージカルのようで、一抹のつまらなさを感じてしまう。体操という競技は、ロシア人選手と競い合ってメダルを獲ることで本当の意味での世界一になれる気がする。

ロシアは2022年2月にウクライナに軍事侵攻。今年3月、オリンピック委員会(IOC)は同件によりロシア 人選手の参加禁止を決めた。パリ五輪の大会5日目の各国のメダル獲得数をみると、日本が上位にきているのは結構なことだが、ロシアの名前がないのが何かもの足りない。ただ、10数人のロシア人選手がパリに入っている。ロシアの国旗が付いたユニフォームを身に着けることはできないが、「中立選手」という立場で競技には参加できる。

本来であれば政治とスポーツはベツモノとして判断し、ロシアも五輪に参加してほしかった。というのも、IOCが制裁としてロシアの不参加を強いても、それでロシアがウクライナでの戦争を止めるわけではないからだ。五輪不参加の制裁は、実質的な効力を持たず、名目的な意味合いだけでしかなかった。