英語力というもの

先日、大学時代の友人と電話で話をしている時、彼が英語を勉強し直しているという話をした。やり始めて5カ月が経つという。以前から英語を流暢に話したいという願望はあったが、60代後半まで実現できないままだった。だが、一念発起して、毎日英語の勉強に勤しんでいるという。

「いやあ、まだまだ全然だよ」

そういう彼に、「たとえ英語圏に留学したとしても5カ月で”ペラペラ”になることはないし、やり続けることが重要だと思う」という話をした。少なくとも毎日英語に触れて、ものにしようと努力を続ける彼には頭が下がる。いくつになっても英語はやり続けることが大事だし、少しずつ前に進むことで年齢には関係なく、ある日突然、自分が話せるようになっていることに気づくかもしれない。

このブログを読んでくださる方の多くは、私がアメリカに25年もいたことをご存じかと思う。2007年に帰国したのですでに17年がたつが、聴く力はほとんど落ちていない。どんなに早口で喋られても理解できるが、話す方は滞米中よりもスピードが落ちたし、表現力も劣化した。

今でも外国人とよく話をしてはいるが、それでも滞米中の英語力を100としたら80くらいだろうか。以前は通訳のアルバイトをしていた時もあったが、いまは依頼がきても丁重にお断りしている。いや、お断りせざるを得ない状態である。それでもなんとか必死に「これ以上は落ちないように」とこらえている。

最後に私がよく聴く英語のラジオ局「 NPR Radio 」 (National Public Radio) のサイトを添付しておきます。