スーパーチューズデー

Super Tuesday contests next in 2024 presidential election - CBS News

米時間3月5日(火)に大統領予備選の前半の山場であるスーパーチューズデーが行われる。1日で15州と米領サモアで同時に予備選が行われ、民主党バイデン大統領と共和党トランプ氏がそれぞれの党代表になるために地歩をかためる。

今年、米市民は2度、投票所に足を運ぶ。最初は予備選であり、2度目は本選挙の11月5日である。当欄ですでに記しているとおり、民主党は現職バイデン氏が、共和党はトランプ氏が候補になる流れがすでにできている。その先を見据えて、トランプ氏はバイデン氏を破って大統領になる「ほぼトラ」という言われ方もされているほどだ。

ただトランプ氏はいま、全米3州(コロラド州、メイン州、イリノイ州)から2021年1月の連邦議会議事堂襲撃にかかわったとして、立候補資格を取り消されており、このままいくと同3州では勝てるチャンスがない。これは反乱等に関与した人物の公職就任を禁じる憲法修正第14条3項にしたがったもので、最高裁は今月、同件でトランプ氏の立候補資格の判断をするが、立候補が認められればこのまま選挙戦に残ることができる。

予備選は州ごとに人口比で割り振られた代議員を勝ち取っていくプロセスである。共和党であれば代議員総数は2429人、民主党は3936人で、州によって代議員のすべてを奪えるところと、得票率によって分けられるところとあるが、共和党であれば過半数の1215人を、民主党では1969人を獲得した時点で党の代表候補が決まる。

11月の本選挙まで2人がどういった政策を論じ、どういった戦術を繰り広げてくるかに注目したい。