横尾忠則:朝日新聞に「語る」

朝日新聞が文化面で掲載している「語る」欄で、昨日まで横尾忠則が連載を続けていて、興味深く読んだ。今年6月で88歳になる横尾はいまでも毎日、絵を描き続けており、そのモチベーションの源泉をかいま見た思いがした。

私はまだ66歳で、彼より20歳以上も若いが、正直に言えば、すでにやりたい仕事はおおかたやって、あとは好きなモノだけを書いていこうと思っていたので、88歳になったいまも150号の大作を制作している横尾のバイタリティーには舌を巻くしかない。

朝日の記者が「今後の目標は?」と訊くと、「全然、ゼロ。その日にくるものが僕の未来を創造します」と飄々と述べる。そしてこう言うのだ。

「計画や目的を持つと束縛されて不自由です。毎日、努力して描いていると思われるかもしれませんが、これは日常だから努力と言わないんです」

そしてなるほどと思えることを呟く。

「実は、もう絵を描くことに飽きてしまっています。でも飽きた気分で描いた絵を見てみたい。飽きた方が、意欲という存在から解放されて自由になると思う。だから絵はずっとずっと描き続けるでしょうね」

ここまでの境地に達するには、私にはもう少し時間が必要かもしれない。(敬称略)

不人気同士の接戦

米大統領選挙の投票日(11月5日)まで約半年。バイデン・トランプ両氏の支持率はほぼ互角で、バイデン氏が現職大統領だからといって大きくリードしているわけではない。

首都ワシントンにある独立調査機関「ピュー・リサーチ・センター」が4月24日(米時間)に公表した世論調査によると、バイデン氏に投票しますと回答した人は48%であるのに対しトランプ氏は49%。拮抗が続いている。

興味深いのは、白人の56%がトランプ支持であるのに対し、バイデン支持は42%である点だ。逆に黒人の支持率はバイデン氏が77%だが、トランプ氏はたった18%でしかない。同様にヒスパニックやアジア系有権者の多くはバイデン支持に回っている。

ただ、回答者は高齢の両氏に対して不安を抱いてもいる。65%の回答者はバイデン氏の健康状態を憂慮する一方、59%はトランプ氏の倫理観に疑問を投げている。さらに、およそ半数の49%がバイデン・トランプ両氏ではなく別の候補者を望んでもいる。いわゆるダブルヘイター(大統領選:鍵をにぎるダブルヘイター)が今年の選挙ではいままで以上に多いのだ。

さらに現職バイデン氏は「大統領として相応しくない」と回答している人も全体の62%もおり、今年の大統領選は「不人気同士の接戦」と言えそうだ。

Amirite?

この「amirite」という英語をみて、すぐに意味がわかった方は、日常的にさまざまな状況で英語を使われている方かと思う。

amiriteはいま英語圏の若者の間で使われている言葉で、「Am I right?」を短縮化したもの。日本語では「そうでしょう」といったニュアンスの言葉で、tiktokやX(旧ツイッター)で多用されている。

すでに高齢者の仲間入りをしている私にとっては使いづらいところがあるが、敢えて使ってみたいと思っている。

アムアライ?