世界でいま最もホットなモーリシャス、米中の新たな主戦場に

日本から約1万キロも離れたインド洋でいま、「米中の新冷戦」と呼べる静かな戦いが始まっている。

その中心地になっているのがモーリシャス共和国である。

日本人には馴染みの薄い国であるが、ハネムーンやエコツーリズムの目的地として人気がある場所だ。いくつもの島々からなるモーリシャスの総面積は東京都よりもわずかに小さく、人口は約123万。

そこがいま米中両国の権力闘争の震源地になっている。米国が戦略的な観点からインド洋を眺めたとき、モーリシャスは小国であっても極めて重要な場所といえる。というのも、同国の中心地であるディエゴ・ガルシア島は、宗主国英国政府によって米国に貸与されている所で、米軍はそこに海軍基地を置いているからだ(続きは・・・世界でいま最もホットなモーリシャス、米中の新たな主戦場に)。