同性婚は認めるべき

同性婚についての議論が、日本ではいまだに「片づいて」いない。 

今月19日に広島でG7サミットがあり、そこでジェンダーについてや性的少数者の権利についての議論も交わされると思われる。もちろん同性婚についての話も出るはずだ。

実は日本はG7の中では唯一、同性婚を認めていない国で、各国代表から「いったい日本は何をやっているんだ」という主旨の発言がでるかと思われる。

面と向かって喧嘩を吹っかけてくることはないだろうが、ほとんどの参加者は「どうして認めないのか」との思いを抱くかと思う。朝日新聞の世論調査によると、日本国民の72%は「(同性婚を)認めるべきだ」と考えており、過半数の市民が認可に賛同しているのに政治が追いついていないというのが日本の現状なのだ(日本も同性婚へ・・・)。

岸田首相は「社会が変わってしまう課題」と述べたが、何を恐れているのかと言いたい。愛する人が異性ではなく、たまたま同性だったということだけで、社会的な制約が加わるというのは理にかなっていない。エマニュエル駐日大使は「日本政府が地方自治体や世論に追いつくことを望む」と語っており、まさにその通りであると思う。