チカラの衰え

当たり前のことだが、歳を重ねるごとに体のいたるところにガタがきはじめている。若い時よりも耳が遠くなり、眼も悪くなってきている。テレビを観ていても、CMに登場するタレントさんの名前がすぐにでてこなかったり、以前妻と一緒に観たTVドラマのストーリーを忘れていたりする。

これはすべて「・・・力」の衰えといえる。それは「聴力」の衰えであり、「視力」の衰えであり、「記憶力」の低下である。確実に各方面の「チカラ」が弱ってきているのだ。これを「致し方ない」と受け入れることはできるが、できるだけあらがいたいと思っている。できる範囲内ではあるが、、、。

実は先週、私は白内障の手術を受けた。以前から左目に、ぼんやりと霞がかかったような状態が続いていた。自分では「たぶん白内障だろう」と思っていたが、眼科医にいくと、すぐに白内障であるとの診断がくだされた。さらに驚いたのは、レーザー治療ですぐに処置ができるというのだ。しかも5分以内で終わるという。私はすぐに「それではお願いします」と返事をしていた。

手術は本当にアッという間に終わった。術後は黒いゴミのようなものが左目の表面に浮いていたが、3日もするとゴミは少しずつ小さくなっていき、いまは「霞が消えて、快晴の空が現れた」状態である。

白内障は60代であれば7割くらいの人に症状がでるし、80代以上だとほぼ全員と言われている。いま手術をしても将来、再発する可能性は2割ほどあるらしいが、処置をしてもらって今は大変よかったと思っている。