米国でキリスト教離れが止まらない

米国ではいま、多くの教会が急速に閉鎖に追い込まれている。米国人がキリスト教から離れ始めているからである。米社会でいったい何が起きているのか。

全米にはいま約38万の教会があるといわれているが、米東部コネチカット州にあるハートフォード宗教研究所は、「今後20年で30%の教会が存続できなくなる可能性がある」という報告結果を発表した。

米国では過去何世紀もの間、教会は宗教活動の場であるだけでなく、地域社会の中心であり、新しい人と出会う場所でもあった。将来の伴侶と出会うことも多かったし、そこで結婚式を挙げ、子供に宗教の重要性を教えもした。

ただ、今そうした伝統的な価値観が揺らぎ始めている。教会の衰退はすでに数字に表れている。首都ワシントンにあるピュー研究所の調査によると、2020年、自身をキリスト教徒と認める米国人は64%でしかなくなっていた(続きは・・・米国でキリスト教離れが止まらない、教会の閉鎖も急増中)。

星降る夜 – Vincent

今朝、あるサイトを見ていると、このヴィンセント(星降る夜)という曲のユーチューブが表れた。

実に懐かしい。この曲は1971年にシンガーソングライターのドン・マクリーンが大ヒットさせたもので、中学時代によく聴いた曲である。先ほど、ヘッドフォーンで聴いたら、すぐに胸が熱くなり、涙ぐんでしまった。

皆さまも、ぜひ聴いてみてください。

誰でも火星に行ける?

米テスラ社のCEO、イーロン・マスク氏(51)が火星に人を移住させる構想を練り、すでに同氏が率いる宇宙開発企業「スペースX」が着々とプロジェクトを前に進めていることはよく知られている。

構想では2050年までに、火星に100万人を移住させるとしており、「スターシップ」と呼ばれる大型ロケットを開発中だ。マスク氏が火星にこれだけの規模の人間を移住させようとしているのは、地球に隕石の衝突などによって人類が住めなくなった場合を想定している。

SpaceX on Twitter: "Starship will provide affordable delivery of  significant quantities of cargo and people, essential for building Moon  bases and Mars cities https://t.co/0BImZP1qmM" / Twitter
from Twitter

これだけの規模のプロジェクトを練り込み、巨額の予算をつけて、現実化させていこうとするマスク氏の構想と腹構えは誰も真似ができないほどで、機会があれば是非インタビューしたいと思っている。

さらに火星を往復できるロケットが就航すれば、10万ドル(約1300万円)で誰もが火星にいけるようになるとしている。最近、これほど斬新で心を動かされるプロジェクトを耳にしたことがない。2050年は27年も先なので、単純計算で私は92歳になっており、生きていても難しいかもしれないが、機会があれば是非火星に降り立ってみたいものである。

いま読んでいる本

最近、コメンテーターとしてテレビ番組によく出演している成田悠輔氏(38)。本屋に彼の著書が平積みにされていたので手に取った。

「22世紀の民主主義:選挙はアルゴリズムになり、政治家はネコになる」(SB新書)。

読み進めていくと、テレビで見聞きする切り込んだコメントと同じように、斬新で鋭い視点が随所にみられる。彼のいいところは「迷いなく言い切る」ところで、反論がくるのを重々承知していながら、何も恐れるものはないと言わんばかりに持論を展開している。

「人類は世の初めから気づいていた。人の能力や運や資源がおぞましく不平等なこと。そして厄介なことに、技術や知識や事業の革新局面においてこそ不平等が大活躍すること」

「民主主義的な国であればあるほど民主主義への脅威が高まっている。この傾向はアメリカだけでなく民主国家全般に見られる。というか、アメリカは外れ値でもなんでもない平均的事例で、ドイツなど他の民主国家でこそより極端な民主主義の劣化傾向が見られる」

「米英の有権者を調べた研究によれば、有権者は高学歴になればなるほど党派的で独善的になり、議論と反省によって意見を修正していく能力を失っていく傾向がある」

読者を煽りすぎかなという印象を抱くほど明快に発言していて、読んでいて痛快ですらある。たぶん執筆時、編集者が「過激に言い切ってください」といったことを成田氏に告げていたとも思えるが、久しぶりに「面白い」と言える本だった。