米テスラ社のCEO、イーロン・マスク氏(51)が火星に人を移住させる構想を練り、すでに同氏が率いる宇宙開発企業「スペースX」が着々とプロジェクトを前に進めていることはよく知られている。
構想では2050年までに、火星に100万人を移住させるとしており、「スターシップ」と呼ばれる大型ロケットを開発中だ。マスク氏が火星にこれだけの規模の人間を移住させようとしているのは、地球に隕石の衝突などによって人類が住めなくなった場合を想定している。
これだけの規模のプロジェクトを練り込み、巨額の予算をつけて、現実化させていこうとするマスク氏の構想と腹構えは誰も真似ができないほどで、機会があれば是非インタビューしたいと思っている。
さらに火星を往復できるロケットが就航すれば、10万ドル(約1300万円)で誰もが火星にいけるようになるとしている。最近、これほど斬新で心を動かされるプロジェクトを耳にしたことがない。2050年は27年も先なので、単純計算で私は92歳になっており、生きていても難しいかもしれないが、機会があれば是非火星に降り立ってみたいものである。