ウクライナ戦争特需で笑いが止まらない米軍事企業

2023年を迎える今、古典的といえる「マネー・メイキング」の方策が、世界では生きている――。

戦争が武器メーカーを潤すという図式はいまに始まったことではない。過去から現在、今後に及んでも、軍事衝突が勃発することで、戦争当事国と支援国は武器を調達することで武器メーカーに利益をもたらす。

捉え方を変えれば、人を殺害し、都市を破壊することで特定企業は儲かるのだ。2022年12月初旬、米首都ワシントンにあるウクライナ大使館で、あるレセプションが開かれた。

招待客は米政府関係者、外交官、ジャーナリストなどで、マーク・ミリー統合参謀本部議長の姿もあった。ここまではワシントンではよくある大使館レセプションの光景である(続きは・・・ウクライナ戦争特需で笑いが止まらない米軍事企業)。

次期大統領選の候補者

ご存じの方も多いかと思うが、私は長い間、米大統領選を取材してきた。次の大統領選は2024年11月だが、来年になると、米メディアは選挙報道を増やし始める。というのも、日本の選挙と違って大統領選には選挙活動期間が設けられていないため、次々と出馬表明する候補が出てくるからだ。

すでにトランプ前大統領(76)は出馬表明をしているが、当ブログでも書いたように(トランプ氏が再び大統領選に)、私は彼にはもう当選のチャンスはないと思っている。共和党からは他に、フロリダ州のロン・デサンティス知事(44)が参戦してくると思われるし、ジョン・ボルトン元大統領補佐官(76)も興味を示している。あとはテキサス州のテッド・クルーズ上院議員(52)、マイク・ペンス前副大統領(63)も出馬の可能性がある。

民主党からは現職ジョー・バイデン大統領が再選を目指すと思われるが、本人はまだ正式に「ゴーサイン」をだしていない。現職なので、焦る必要もないのだが、再選への表明を遅らせるということは「再選辞退」というオプションも十分に考えられる。個人的には、今年11月で80歳を迎えた人であり、一期だけで勇退した方が本人にとっても国家にとっても得策なのではないかと思っている。

プーチンが危ない?!

ロシアのプーチン大統領がガンを患っているという話はずいぶん前からメディアに登場している。すい臓ガンと大腸ガンという病名がでているが、真偽のほどはわからない。ただ、昨日から複数の欧米メディアが、プーチン氏のガンはかなり進行していて、今後1年はもたないかもしれないと報じている。

さらに、いまプーチン氏のガンの治療をしているのはロシア人医師ではなく、国外の医師団だとの報道がある。メディアによっては「プーチンは最先端の医療技術で生かされている」と書いているところもある。ロシアでは提供できない治療法が使われており、延命治療が施されているのだという。

‘‘独裁者”の「任期」はもう先が見えているということになるが、個人的にはプーチン氏には早晩、辞めて頂きたいと思っているで、運命の時がきたということになる。

ウクライナ問題だけをとってみても、ロシアによるウクライナへの攻撃はあまりに非人道的で不条理であり、プーチン氏の行動は戦争犯罪に値すると思っている。本来であれば、国際刑事裁判所で裁くべきで、犯罪者としてのレッテルを貼るべきなのだろうと考えている。