プーチンの2段階作戦でウクライナ軍全滅の危険性も

ロシア軍によるウクライナでの軍事攻撃が続いている。

これまで、戦略的インフラ(軍隊や軍事施設)が主なターゲットだったが、最近になって戦略に変化がみられ、狙われるのが民間のエネルギー施設や通信インフラ、輸送施設へと変わってきた。

ウクライナ各地では、ロシア軍に攻撃された発電所やインフラ施設の復旧作業に追われており、すでに電力不足も発生している。今の時期に広範囲にわたって停電になれば、氷点下の気温に耐えられず、多くの住民がウクライナからヨーロッパ諸国に越境することもありうる。

同問題に精通している米ジャーナリストのマイケル・ホイットニー氏によると、「ロシア軍の作戦目的は、戦争を行うウクライナ軍の能力を弱外化させることにある」という。

さらに「いま攻撃されている電力網、鉄道、燃料輸送施設、指揮統制センターは戦争を早く終わらせるために計画された2段階のファーストフェーズに過ぎない」とのことである(続きは・・・プーチンの2段階作戦でウクライナ軍全滅の危険性も)。

スーパースター・ガラ2022

この歳になっても、まだ生まれて初めてという出来事が起きる。今日はまさにその日だった。

東京上野にある東京文化会館で行われている「スーパースター・ガラ2022」。世界の頂点に君臨するスターダンサーたちが東京に集結し、競演をしているのだ。これまでもクラシックバレエを観た経験はあるが、いま東京に集まっているダンサーたちは、パリのオペラ座バレエ団、ミラノ・スカラ座バレエ団、モスクワのボリショイ・バレエ団、英ロイヤル・バレエ団といった世界のトップのバレエ団のダンサーたちで、「この美しさはいったい何だ」という言葉が口をついて出た。

まさに見惚れてしまう曲線美であり、動きであり、滑らかさなのだ。ポスターには「世界の頂点」という言葉が踊っているが、大袈裟どころか、「まさにその通り」と言わざるを得ない。ステージを観ながら思った。

 バレエとは人間の躰に限りない美が宿った芸術、、、。

開演中は写真を撮れないので、幕が降りた時の写真を載せます。

来年、世界一の人口になるインドへの注文

今月22日付のニューヨーク・タイムズ紙に、北京とニューデリーの公害を比較する記事が掲載されていた。10年前、両都市は大気汚染のレベルが世界最悪であるとされていたが、北京はその後大きく改善された。というのも、北京政府が2013年に公害との戦いを宣言し、大気浄化のために1000億ドルもの予算を割いたからだ。北京は10年前と比較すると、晴天の日が年間100日以上も増えたという。

一方のニューデリーはどうか。NYタイムズは「この秋も空気は汚れている。最近も数週間にわたってスモッグがかかり、トラックの通行を規制したり、学校を閉鎖し、勤労者には在宅勤務を呼びかけた」と書いている。さらに外出した人は「マスクの中で咳き込み、目をこすり、空気を苦く感じている」という状況だという。

昨日、私はあるところで講演を頼まれ、80分間、世界情勢について私見を述べ、冒頭でちょうどインドのいまについて語ったところだった。素晴らしい文化を擁している一方で、スモッグだけでなく、生活面でもいまだに途上国の領域からでていない分野が多く、これからの国であるかと思う。

それに人口が増え続けており、来年中に中国を抜いてほぼ間違いなくインドが世界で最も人口の多い国になる。中国がいま約14億3000万人で、インドが約14億1000万人。これからは「世界で一番人口の多い国は?」という質問の答えはインドになるはずで、今後もずっと続くはずだ。

プラス要因に目を向けると、人口が多いということは、それが国力増強の基礎になことで、インドにはいくつもの分野で世界のリーダーになってもらいたいと思っている。

その期待に応えられるか見ものである。

 2014年にインドに行った時の一枚

祝ドイツ戦勝利

昨晩の試合は、多くの方も同じ思いだったと思うが、前半日本が劣勢に立たされた時は「このままでは勝てない」との考えを持たれたかと思う。あらためてドイツサッカーの強さと世界のレベルの高さを痛感させられた前半だった。

発表されたボールの支配率はドイツが65%で日本は22%。シュート数も25本対11本で、数字だけをみると勝てる試合ではなかった。前半を見終わって、「負け試合を見続けるのも辛いので、もう寝るか」と思ったが、結局最後まで観たことで日本勝利を一緒に味わうことができた。

中学時代に一時期、サッカー部にいたというだけでサッカーに詳しいという理由にはならないが、サッカーという競技は「押され続けていても試合には勝つことは可能」ということをあらためて教えてくれたかと思う。バスケットボールなどではほとんど無理で、サッカーならではの試合展開だった。

ワンチャンスを活かす技術と執念。そして決して諦めない精神性が重要で、日本は見事にそれを体現して示してくれた。これからが楽しみである。