勇気と想像力と少しのお金

人生に何が必要なのかー。

チャーリー・チャップリンは人生に必要なものを「勇気と想像力と少しのお金」と言った(All it needs is courage, imagination, and a little dough.)。

この言葉は言い当て妙で、「勇気と想像力と少しばかりのお金があれば何でもできる」ということで、本当に想像力を働かせて勇気をもって挑めば、多くのことは成し遂げられるだろう。そこにお金があればなおさらいい。

この言葉を意識している時に、アエラ誌を読んでいると小椋佳さんと大宮エリー氏との対談が目にとまった。小椋佳と言えば、東大を卒業したあと銀行マンになり、その後シンガーソングライターとして名を馳せた多才な人だ。そして50歳になってからもう1度東大に入りなおし、自分が好きなことを学び直している。

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対談では、「東大に入り直して、勉強し出したら、面白くてしょうがないんだよ、これが。昔、大嫌いだった法学がさ」と言う。そして「学生に戻ったら、授業が面白くてしょうがなくてさ、何か。授業が終わったら図書館に行って。朝一番から夜まで皆勤賞」と新しい人生を見出したと述べている。

小椋は結局、法学部を2度卒業した後、また文学部に入り直し、3度目の卒業をするのだ。さらに大学院にも進む。そして対談の最後にこうぶちかます。

「自分で戯曲を書き下ろして、自分の納得のいくミュージカルを1本作って死にたいなという希望があるんです」

やはり、人生はこうでないといけないと思うことしきりである。