新聞が衰退する一因

今朝、朝日新聞の一面を読んで、少しばかり驚いた。というのも、「日本、クロアチアにPK負け 8強の壁再び」という見出しが躍っていたからだ。

クロアチアに負けた試合というのは、はるか以前に起きた出来事という印象で、今さら新聞の一面に載せる内容ではないという思いがあった。実際の試合は日本時間5日の夜中から始まっている。それを7日の朝刊に掲載しているのだ。

朝日だけではない。読売も朝刊トップで「日本惜敗 8強逃す」、毎日も「日本 8強の夢届かず」、産経は「見せた「新時代」8強迫った」といずれも一面で扱った。

新聞の購読者が減っているのはいまに始まったことではない。いくらワールドカップといえども、1日半以上前に起きた出来事を一面に掲載していては、ネットに追いつけるわけがない。これでは新聞の読者数が減るのは当たり前である。若者が新聞を読まないのはこうした理由もある。