グリーンランドの氷が異例の速さで溶け始めた!

グリーンランドの氷床が「驚くほど広範囲に、しかも想像以上のスピードで溶け始めている」とのニュースが先週から話題になっている。わずか3日間で180億トンの氷が融解して北大西洋に流れ出たというのだ。

衛星写真を眺めると、グリーンランドの海岸付近に融解池が点在するのが確認できる。

米国立雪氷データセンターのテッド・スキャンボス上級研究員によると、ほとんどの融解はグリーンランド北部で起きており、「180億トンという数字はウェストバージニア州を厚さ30センチで覆うことができる水量」だという。

氷床が溶け出すと直接的には海面の上昇や洪水の発生を誘発することになるばかりか、高潮や海岸浸食など、市民生活に深刻な被害を及ぼす可能性がある。仮にグリーンランドの氷がすべて溶けると、海面がいまより約7.5メートル上昇すると言われている(続きは・・・グリーンランドの氷が異例の速さで溶け始めた!)。

当たらない天気予報

最近「天気予報が当たらないなあ」と思われている方はいらっしゃらないだろうか。

というのも昨日(25日)の夕刻にテレビで観た天気予報(東京)では、「朝から曇りで午後遅くになって雨が降ることもある」というものだった。だが朝起きるとすでに雨が降っており、仕事場にいく頃にはかなりの降りになっていた。

予報は予報であって、確実にそうなるものでないことは子どもの頃から知っている。日本は海に囲まれた島国であり、雲が発生しやすいということも学校で習った。それでも予報士が自信ありげに「朝から曇りで、、、」と発言していたりする。外れてしまった責任は誰がどういう形でとるのだろうか。

ましてや現在はスーパーコンピューターが導入され、シュミレーションに実際の観測データが取り込まれ、 予測精度を高めるための「データ同化」が行われているはずである。もうほとんど外れないだろうと思えるほどの精度を誇っているように思えるのだが、当たらないことが少なくない。

ましてや1週間先の予報になると、最近はほとんど信用していない。明日の予報を正確に読み解けないなかでの週間予報は所詮無理である。だから気象庁には申し訳ないが、私はこう思うようにしている。

「期待はしていません。参考にするだけです」と。

感染の恐ろしさ:新型コロナ(56)

本当に風邪と同じように考えていいのか?

昨日から、東京都内でのコロナ感染者が3万人を超えたというニュースが流れている。多くの方は「いったいどこまで行くのか」と思われたはずだ。

昨日(21日)の新規感染者は3万人超ということだが、昨日だけでなく、過去数日を含めた「進行形」の感染者は約17万にのぼる。この数字をもとに、メディアは都内ではいま「100人に1人が陽性者として療養している」と伝えている。

ただ、私が注目しているのは、都内でこれまでにコロナに感染した人の累計である。コロナが発生してから2年半ほどがたつが、都内での感染者総数は184万5,743という数字だ。東京都が今年4月28日に発表した国勢調査による都内の人口は1399万人なので、コロナが発生して以来、7.6人に1人が感染したという計算になる。とんでもない数字である。

多くの方は周囲に感染した方がいた(いる)だろうし、もしかしたらご本人も感染されたかもしれない。これは「誰もが風邪をひく=誰もがコロナにかかる」と言えるレベルになってきたということでもあるが、私はコロナに関しては一人一人ができるだけ感染防止に努めなくてはいけないと思っている。当たり前のことだが、、、

今のコロナは幸いにも重症化する比率は低いし、死亡率も低いので、感染したからといってすぐに危機的状況に陥ることは少ないが、後遺症の恐ろしさもあるので、できるだけ感染予防に努めたいと思う。