この写真だけを見て浅草「大黒家」の天丼であると言い当てられた方は、よほどの食通でしょう。明治20年(1887年)にそば屋として創業した同店は、天ぷらが人気となって明治末にそば屋から天ぷら屋になります。
他店と趣きが違うのはゴマ油を使って揚げてから甘辛のタレをくぐらせているところで、天ぷらは柔らかくて濃い味が舌にしみ込みます。すでに他界した両親が好きで、幼少の頃から連れていかれたので、いまでも時々無性に食べたくなります。
この写真だけを見て浅草「大黒家」の天丼であると言い当てられた方は、よほどの食通でしょう。明治20年(1887年)にそば屋として創業した同店は、天ぷらが人気となって明治末にそば屋から天ぷら屋になります。
他店と趣きが違うのはゴマ油を使って揚げてから甘辛のタレをくぐらせているところで、天ぷらは柔らかくて濃い味が舌にしみ込みます。すでに他界した両親が好きで、幼少の頃から連れていかれたので、いまでも時々無性に食べたくなります。
バイデン新大統領が誕生した。就任演説は日本時間21日午前2時からだったが、私は同日正午からテレビ朝日の番組に出演して話をする予定だったので最後まで観た。
バイデン氏は国家の団結・統一の必要性を繰り返し述べていたが、それは今のアメリカ社会がいかに分断されているかを象徴するもので、ある意味、バイデン氏のような良識人だからこそ真摯に団結・統合という言葉を口にできたのだろうと思う。分断されたアメリカ社会をまとめあげることが苦難の道であることは多くの方が知るとおりで、どういった道筋があるのかも明確には見えていない。それでも、トランプ時代のアメリカ一国主義から多国間の交渉によってモノゴトを進めていく姿勢は望ましいし、喜ばしい。
バイデン氏は時速160キロを超す豪速球を投げる投手ではないし、キャッチャーが捕れないような魔球をもっている投手でもない。丹念にコーナーをついていく地道なタイプなので、長期的にはむしろバイデン氏のような政治家が名を残すことにかもしれない。
すでにさまざまな政策が用意されているが、私が注目しているのはニュートレンドとも言える移民政策である。中南米のヒスパニックを中心に、8年計画で約1100万人を米国市民にしようという計画がある。
胸襟を開いて多くの移民を受け入れる考え方の裏には、ある狙いがあると思われる。ヒスパニック系移民は米市民になったときに民主党支持者になる可能性が高いことから、今後の民主党を考えると移民の受け入れは大きなメリットがあるのだ。
極論を述べれば、ヒスパニック、黒人の人口が増えれば増えるほど今後は民主党から大統領が生まれやすくなるということだ。バイデン氏がそこまで狙っているかどうかは定かではないが、十分に想定できることだと思っている。
今後の放送メディア出演予定:
・1月21日(木) テレビ朝日『ワイド!スクランブル』出演は正午からの予定
・1月22日(金) Japan FM Network『OH! HAPPY MORNING』出演は 9:00am過ぎから
バイデン大統領の就任式が日本時間20日から21日かけて行われます。それに合わせて放送メディアで少し語ります。
マスメディアというものがメガメディアという一回り大きいものに席巻されて随分時間がたつ。メガメディアという言葉が登場したのは20年以上も前のことで、テレビ・ラジオ・新聞・雑誌といった旧来のマスメディアが、インターネットを中心にした情報通信・コンピューター技術を駆使したメガメディアに飲まれてしまうことは、誰もが予見できていた。
それはすでに数字に表れている。メディア広告費を眺めると、長い間テレビがラジオ・新聞・雑誌を大きく引き離してダントツの第1位だったが、2019年に初めてインターネットに抜かれた。インターネット広告の総額はすでに2兆円超であるが、テレビは1兆8000億円前後で近年はゆるやかに下降している。
それでもテレビはまだ元気があると言って差し支えない。しかし新聞・雑誌はいわゆるノーズダイブで、革新的な手法をできるだけ早く導入しないと、将来総崩れになりかねない。
テレビはすでにユーチューブとの同時配信を始めている。紙媒体でもユーチューブとタイアップした試みはあるがまだまだだ。新種のメソッドを創設して多方向から攻める姿勢をみせないと危ういかもしれない。これはいま現在、紙媒体で生きている人間に課せられた使命であるし、必須の取り組みである。
今回はズームを使ったリモート(自宅)からの収録です。バイデン新政権の誕生と今後のトランプ氏について語っています。