新年にキックオフ

東京丸の内のシャングリラ・ホテル

新年に合わせて都内のホテルに宿泊。コロナ禍で沈みがちな世の中だが、自分を奮い立たせる意味で、いいホテルに投宿して丑年のキックオフとすることにした。

Media appearance

今年のアメリカはどうなるのかー。

コロナ患者が増え続けているアメリカは、感染者の累計が2000万人を突破。感染はさらに拡大しています。そしてバイデン氏は新大統領としてどういった舵取りをするのでしょうか。明日、FMラジオで話をします。

1月6日(水)出演は9:00am過ぎから ジャパン・エフエム・ネットワークOH! HAPPY MORNING

いまだにベストショットは撮れていない

今日、ネットである英文記事を読んでいると、感心させられるコメントに出会った。

「いまだにベストショットは撮れていない」

山に写真を撮りに行って「まだいい写真が撮れてない・・・」といったニュアンスではない。ティム・ペイジという元UPIの英写真家はいま76歳だが、50年以上のキャリアがありながら、いまだに人生のベストショットが撮れていないと呟くのだ。

ベトナム戦争もカバーしているペイジは、これまで約75万枚の写真を撮ってきた。それでもまだ自分が本当に満足できるショットは撮れていないという。

1965年、ベトナムにて。from Pinterest

彼の撮った写真は米首都にあるスミソニアン博物館などにも飾られているし、自分でも「私はかなりいい写真が撮れると思っている」と述べるが、同時に「もっといい写真が撮れるはずだ」との思いを抱き続けているという。

これこそが仕事をする人間のもつべき志であり、覚悟であり、矜持だろうと思う。

あけましておめでとうございます

2021年、丑年のイラストがワシントンから送られてきました

10代から20代にかけて、私は「どう生きるべきか」という問いに真剣に答えをだそうとしていた時期があった。だが明確な答えがでるわけもなく、考え続けながら生きていくしかないと思っていた。

それが社会人になって、経済活動に日々の生活の大部分が費やされるようになると、「どう生きるべきか」という哲学的な問いから「どう生活するか」という現実的なことにウェイトが乗るようになっていった。それは「思惟する」「思索する」といった、学生時代に好んだ精神活動からの離脱でもあった。自分としては「落ちた」という思いがあった。心の片隅にほのかな落胆を抱えたまま日々の仕事をこなし、気づいたらここまで来てしまったというのが実感である。

人生も後半戦に入って久しいいま、改めて「人はどう生きるべきか」という根源的な問いを投げてみたいと思っている。それが年頭の抱負である。