相変わらず空回り、、、というのが正直な感想である。
熱烈なサッカーファンは本田の公言した「優勝」という言葉を信じているかもしれないが、こうした国際大会の時だけサッカーを観るという方(私も含めて)は、頑張ってほしいとの思いがある一方で、「ンー、、、やはりなあ」という悲観的な感情も抱えている。
ギリシャ戦ではボール支配率がおよそ70%という高率ながら、得点できなかった。
最初から過度の期待はかけるべきではないとはわかっていながら、スカッとしないのはいったいどうしたわけか。食べたものが消化しきれずに明朝にまで持ち越されたような気分である。
強豪国であってもグループリーグで敗れるのがワールドカップであると、誰もが知っている。それでも、「どうしたニッポン」という気持ちは消えない。
理由のひとつはストライカーの欠如だろうかと思う。クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル)やアリエン・ロッベン(オランダ)とまでいかなくとも、ゴールネットを切り裂くくらいの弾丸シュートが日本選手からはほとんど見られない。
パスなのかシュートなのか判別つかないスピード、、、と言っては失礼だが、そうとしか見えない。「それじゃお前、蹴ってみろよ」と突っ込まれたら「できません」としか言えないが、スカッとしない原因をさぐるとそういうところに行き着くような気がする。
昨年J1で得点王になった大久保はまだしも、ヨーロッパリーグで活躍する日本人選手は小技こそうまいが、自分でゴール前まで持って行って、2人ほど相手選手をかわしてゴーーール!という豪快さはない。
プレミアリーグやセリアAで得点王(無理か)でなくても、得点ランキングでせめて20位に入ってほしい。だが長友が53位で本田にいたっては174位。香川は今季18試合でノーゴールのため、ランキングにさえ登場していない。
まだコロンビア戦が残っている。あまり感情移入しないで応援することにする。(敬称略)