問われる国連の意義

日本時間19日、ニューヨークの国連総会にウクライナのゼレンスキー大統領が登壇した。ロシアに軍事侵攻された国の代表であり、初めて訪れた国連でどういった話をするのかが注目された。

「我々は団結することで各国に平和をもたらせることができ、団結することで戦争を防止できるはずです。ロシアの欺瞞と侵略を許容してしまうと、この会場の多くが空席になるでしょう。どんな戦争も最終戦争につながりかねないのです。侵略戦争が二度と起きないように我々は団結するしかないのです」

たいへん真っ当な主張である。国連という場で、特にロシアの代表団に平和の尊さを訴えたかったに違いない。だが、皮肉にも、会場には多くの空席が目立ったばかりか、ロシアの代表団はゼレンスキー氏の演説中にスマホを見ながら談笑していた。

こんなことでいいのだろうか。国連という場が以前よりも軽視されてきているように思えてならない。同氏はこうも述べた。

「兵器化を抑制し、戦争犯罪を罰し、国外追放された人々を帰国させ、占領者は自国に戻らなければならない。私たちは団結してそれを実現しなければならない」

まさにその通りで、国連という場を最大限に利用し、国際機関としての役割を強化してロシアの蛮行を止めなくてはいけない。米国だけでなく日本政府も役割を担って、戦争防止に努める必要がある。これは机上論としてではなく、国際舞台で本当に動いてほしいと真に願う。

これでいいのか米国、爺さん対決に国民から疑問の大合唱

「おじいちゃん対決」

こう揶揄されてもおかしくない対決になりそうなのが、来年11月に行われる米大統領選である。現職ジョー・バイデン大統領は現在80歳。仮に再選を果たし、2期目の大統領職を務め上げたとすると86歳になる。

一方、共和党からは「夢よもう一度」とばかりに、ドナルド・トランプ前大統領が出馬しているが、同氏もすでに77歳。多くの有権者は高齢者対決について「もう少し若い候補はいないのか」との思いを抱くが、実は両氏とも党内での支持率は高いままなのである。

9月初旬の世論調査(モーニング・コンサルト)によると、バイデン氏の民主党内の支持率は76%。同党からはバイデン氏に挑むため、弁護士ロバート・ケネディ・ジュニア氏(69)と女性作家のマリアン・ウィリアムソン氏(71)が出馬している。

しかし、ケネディ氏の支持率は9%と低迷。ウィリアムソン氏に至っては3%しかなく、今後浮上する可能性は低い。さらにバイデン氏のこの支持率は、今年4月、7月に実施された調査よりもむしろ高くなっているほどなのだ(続きは・・・これでいいのか米国、爺さん対決に国民から疑問の大合唱)。

ある日の光景

私の仕事場のすぐ横を走るのが「丸の内仲通り」という道で、歩道が広く、木々も多いので散歩にはもってこいだ。

最近はほぼ毎日のように、ここでファッション誌の撮影が行われている。今日(14日)も冬用のコートを着たモデルさんが佇み、シャッターが切られていた。

60代の平均貯蓄額

ネットで調べものをしている時、年代別の平均貯蓄額という表が目にとまった。人がいくら貯蓄しているかはなかなか気になるところだが、 金融広報中央委員会というところが発表している数字(令和4年)なので、信憑性は高そうだ。

人間は人と比較をすることで自分の立ち位置を決めるようなところがあり、これは国を問わず、どこでも同じだろうかと思う。

私は現在66歳。60代の貯蓄額をみていくと、平均が1388万円とある。高いようであり低いようでもあるが、それなりの額である。ただこの1388万円は何千人もの貯蓄額の平均であって、億単位の貯蓄をしている人も当然含まれる。何十億円ものお金がある人も含まれるので、平均額はかなりあがってしまう。

そういう場合を考慮して、本当の平均といえる「中央値」という数字も発表されている。60代はこの中央値が300万円とでている。もちろん、どの年代でも貯蓄どころか借金を抱えている人がいるし、貯蓄ゼロという人たちもいる。そうした全体像を眺めると、貯蓄額が300万円というのが「普通」なのかもしれないが、なかなか判断は難しい。さらに、この数字には不動産等の資産は含まれていない。あくまで貯蓄額ということである。

それでは私の貯蓄額は、、、、いえるわけないでしょう!