干ばつと山火事の米カリフォルニア州に、今度は雪解け大洪水の危機

スノーマゲドン――。

米カリフォルニア州の山間部を中心に降り積もった今冬の雪は、同州史上2番目に多い積雪量となり、「スノーマゲドンの到来」という表現が使われている。

インターネット時代のいま、世界中のニュースを瞬時に見聞きできる環境にあるが、どれほどの方が同州のスノーマゲドンについてご存じだろうか。

シエラネバダ山脈の山頂付近では今冬、積雪量が過去最高の56フィート(約17メートル)に達したといわれ、同地域のスキー場では7月まで営業期間を延長できるとしている。スキーヤーにとっては嬉しいニュースだろう。

しかし、同地域はいま豪雪だけでなく、昨年末から続く豪雨が合わさり、歴史的に前例をみないレベルの洪水が発生している。農作物への被害は莫大で「すべてを失った」農家が続出してさえいる。

カリフォルニア州の農業は米国の農業総生産額の約半分を生み出しているといわれ、大打撃である。その中でも同州のイチゴ産業は壊滅的な被害を受けている(続きは・・・干ばつと山火事の米カリフォルニア州に、今度は雪解け大洪水の危機)。

ヤンキース、ドジャース、エンゼルス

大リーグ球団の名前を3チーム挙げたが、野球の話をするわけではない。英語の発音について少しばかり思うことを述べさせて頂こうと思っている。

3チームの名前を読んで、「これはおかしい」と思われる方はかなり英語のできる方だろうと思う。というのも、上記3チームは本来「ヤンキーズ、ドジャーズ、エンゼルズ」と表記・発音されないといけないからだ。日本では「ズ」ではなく「ス」で通っているが、これは日本語として濁らない方が言いやすいからなのかもしれない。

「ス」ではなく「ズ」と発音するのは英語のルールで、例外はない。どういうことかというと、 単語のb, g, d, v, m, n のあとにくるs、さらに母音、長母音のあとにくるsは必ず「ズ」と濁るのだ。

だからsons(サンズ・息子)、mars(マーズ・火星)といった単語は、sの前に有声子音か母音が 来るので必ず「ズ」と濁る。一方、caps(キャップス・帽子 )やdesks(デスクス・机)はsの前が子音なので、「ス」と発音する。

以前にも当件は書いたことがあるが 、私がここで声を大にして叫んでも、これから日本で皆が「ヤンキーズ」と発音するようになるとは思えないので、半ば諦めているが、やはり固有名詞は原語に忠実に発音すべきだろうと思う。たとえば、私の堀田(ほった)をある国で「ほっだ」と発音されれば、「それは違います。ほったです」と訂正したくなる。だから、これからは「ヤンキーズ、ドジャーズ、エンゼルズ」と発音したいと思う。

アー、また忘れた!(2)

歳をかさねるごとに忘れっぽくなるのは致し方ないことと言われるが、やはり本人としてはやるせないし、自分自身に腹がたつし、「またか!」と落胆する。昨年8月にも当ブログで書いたとおり(アー、また忘れた!)、物忘れは加速している。

ただ今日昼過ぎ、TokyoFMを聴いていると、作詞家で音楽プロデューサーの秋元康氏がモノ忘れについて述べていて、少しばかりホッとさせられた。というのも秋元氏は「昔のことは何にも覚えてない、、、本当に。小学校の頃のことなんか、何も覚えていない」と語気を強めていったからだ。

多少の誇張は入っているだろうが、「昨日のことも覚えてないから」とつけくわえて、過去のことは忘却の彼方にあるという話をした。彼はいま64歳で、私と1歳違い。一杯飲む機会があれば、話が合うだろうなと思ったほどだ。

もちろん、いまでも第一線で活躍している人であり、複数の分野で才能をいかんなく発揮している方なので、すべてのことを忘れるわけはないのだが、些細なことを忘れる傾向があることは事実だろう。それでも、ラジオの中で羨ましいことを口にした。

「先日、カニを食べたくなって、さしこ(指原莉乃)と一緒に鳥取にカニを食べに行ってきたんですよ」というのだ。このあたりが秋元氏らしさで、カニを食べたければ東京でも食べられるはずだが、わざわざ飛行機に乗って2人で松葉ガニを食べに行っていた。

その時のようすをインスタグラムで公開したというので、眺めると、仲睦まじくカニを食べる姿がでていた。モノ忘れが進んでも、こうしたことができるのが秋元氏らしさであり、羨ましいかぎりである。

ウクライナ戦争で大儲け、米軍産複合体の内実

軍産複合体――。

この言葉を耳にして、読者の皆さまはどういったイメージを抱かれるだろうか。

1961年に米国のドワイト・アイゼンハワー大統領が退任演説でこの言葉を使った後、軍需産業と政府が経済的、政治的、軍事的に結託した連合体を形成していることがクローズアップされた。

その後、様々な角度から軍産複合体が研究され、政府が軍需産業と手を組むことで予期せぬ波及効果や受益者が生み出されていることが分かり、それは現在まで連綿と続いている。

近年では、米ロイド・オースティン国防長官が2021年1月にバイデン政権の国防長官に就任以来、特定の軍需企業に多額の政府契約を発注していることが判明している。その軍需企業というのは防衛・航空宇宙機器メーカーのレイセオン・テクノロジーズ社(以下レイセオン)である(ウクライナ戦争で大儲け、米軍産複合体の内実)。

祝!世界一

WBCの決勝で日本は米国を3対2で破り、3大会ぶりに優勝を果たした。大谷が最後に米トラウトを三振に打ちとったときには、本当に涙が出てきた。こうした試合をテレビで観ていて、涙をこぼした記憶がほとんどないので、初めてと言っていいかもしれない。

それほど日本人選手は躍動していたし、自信を持ってプレーしているのがわかった。素晴らしい試合だった。ただ昨日(21日)の準決勝の試合の方が盛り上がりという点では上だったし、感動レベルではまさっていた。それほど今回のWBCは楽しませてくれた。

個人的には原稿の締め切りがあり、仕事をしなくてはいけなかったが手がつかず、これからねじり鉢巻で頑張るしかない。(敬称略)