アー、また忘れた!(2)

歳をかさねるごとに忘れっぽくなるのは致し方ないことと言われるが、やはり本人としてはやるせないし、自分自身に腹がたつし、「またか!」と落胆する。昨年8月にも当ブログで書いたとおり(アー、また忘れた!)、物忘れは加速している。

ただ今日昼過ぎ、TokyoFMを聴いていると、作詞家で音楽プロデューサーの秋元康氏がモノ忘れについて述べていて、少しばかりホッとさせられた。というのも秋元氏は「昔のことは何にも覚えてない、、、本当に。小学校の頃のことなんか、何も覚えていない」と語気を強めていったからだ。

多少の誇張は入っているだろうが、「昨日のことも覚えてないから」とつけくわえて、過去のことは忘却の彼方にあるという話をした。彼はいま64歳で、私と1歳違い。一杯飲む機会があれば、話が合うだろうなと思ったほどだ。

もちろん、いまでも第一線で活躍している人であり、複数の分野で才能をいかんなく発揮している方なので、すべてのことを忘れるわけはないのだが、些細なことを忘れる傾向があることは事実だろう。それでも、ラジオの中で羨ましいことを口にした。

「先日、カニを食べたくなって、さしこ(指原莉乃)と一緒に鳥取にカニを食べに行ってきたんですよ」というのだ。このあたりが秋元氏らしさで、カニを食べたければ東京でも食べられるはずだが、わざわざ飛行機に乗って2人で松葉ガニを食べに行っていた。

その時のようすをインスタグラムで公開したというので、眺めると、仲睦まじくカニを食べる姿がでていた。モノ忘れが進んでも、こうしたことができるのが秋元氏らしさであり、羨ましいかぎりである。