夕焼けだんだん

今日の午後、台東区谷中にいく用事があり、帰りに谷中ぎんざを通りすぎた。

写真の奥にみえるのが「夕焼けだんだん」で有名になった階段だ。ここは2005年に日本アカデミー賞を受賞した「Always三丁目の夕日」のモチーフになったとも言われている。妙に心がホッコリし、笑顔になって帰ってきた。

違う空気

ウクライナ情勢は好転するどころか暗闇へと続く底のみえない階段を下っていっているかのようだ。

首都キーウ郊外のブチャやボロディヤンカでの一般市民の惨殺の写真をみるたびに、ロシア兵たちの無慈悲さに唖然とさせられる。もちろん国のトップにたつプーチン大統領に最終的な責任があるわけだが、西側諸国が制裁を課しても「戦争犯罪者」が痛手を被っているようにはみえない。中国やインドといった関係国が背後にいるかぎり、ロシアが本当の意味で孤立することはないだろうし、経済的に困窮することもなさそうだ。

それどころか、ロシア国内でのプーチン支持は上がっており、国営全ロシア世論調査センターによる信任度調査では、回答者の81%がプーチン氏を「信頼する」と答えている。この数字はウクライナ侵攻前から14ポイントもあがっている。ロシアでは政権トップだけでなく、一般市民もまったく「違う空気」を吸っているかのようだ。

国家間の戦争を防止するために、第二次世界大戦後に国際連合ができたが、安全保障理事会が実質的な効力を発揮して戦争を終わらせられないことは、戦後77年で嫌というほど味わってきた。国連が圧倒的な武力を行使して戦争を終わらせるべきとの考え方もないことはないが、国連が「自ら人殺し」に出て行ってはいけないという倫理が常に勝るため、ほとんど無力と言っていいほどだ。

このままではいつまでたっても国際紛争はなくならない。さらに常任理事国(米英仏中露)の意見がまとまることも少ないので、国連は名ばかりの組織に成り下がっていると言える。

私は国連が規約を改正し、明らかな戦争責任国(今回はロシア)のトップ(プーチン氏)を逮捕する権利と力を持つべきだと思うがいかがだろうか。愚考にすぎないが、、、。

驚きの数字

過去1週間ほどで、私は2つの数字に驚いた。2つともニュースで取り上げられたもので、一つは70兆円、もう一つは120万という数字だ。

70兆円のほうは、ロシアによる軍事侵攻でウクライナが被った経済損失である。ウクライナのズビリデンコ第一副首相兼経財相が発表したもので、ロシア軍による砲撃によって都市が破壊され、同氏はフェイスブックに損失の試算を公表した。どれほど正確かはわからないが、とてつもなく莫大な数字である。

何しろ、日本の2022年度の国家予算が107兆円である。そこまではいかないにしても、戦争が終わって国家再建をしていく時に、ウクライナという国の財政を考えると、あまりにも大きな損失額である。同氏は「侵略者(ロシア)に賠償金を要求する」と訴えているが、ロシアが全面的に責任をとるとは思えない。さらに、過去の歴史を振り返ると、こうした戦禍を被ったときの再建に要する年月は約10年と言われている。ウクライナはロシアにいったい何をしたというのだろうか。プーチン氏はこの犯罪の責任をとらなくてはいけない。

もう一つの120万という数字は、ここまで東京都内でコロナウイルスに感染した人の総数(累計)である。最近の1日あたりの感染者数は7000人前後を推移しているが、チリも積もれば山であり、120万人が感染したという事実は重く受けとめるべきである。

東京都の人口はいま約1396万人で、単純計算するとここまで約11人に1人がコロナに感染してきたということになる。すでに多くの方の家族や友人、知人に感染者がでたかと思うが、一人一人が十分すぎるくらいに注意を払うしかない。

さくらさくら

自宅近くの公園に咲き乱れていたさくら。「これでもか」と言わんばかりに咲き誇っていたが、少し離れて桜の木を眺めると、少しばかり寂しげである。

短い時間で散ってしまう運命だからこその美しさなのかもしれない。