軍事力で圧倒しているロシアがウクライナに負ける

ロシアによるウクライナ侵攻から1カ月以上が経つが、戦闘がすぐに収まる気配はない。3月29日、ロシアとウクライナによる停戦交渉が行われたが、紛争の終結にはなおも時間がかかりそうだ。

むしろウクライナ国内では地域によって、戦闘が拡大している場所もある。それだけではない。ロシアのウラジーミル・プーチン政権はウクライナに向けて精密誘導兵器や超音速ミサイルを使用していることが分かっている。

さらに、今後は生物・化学兵器や戦術核兵器の使用も懸念されている。プーチン氏がさらなる窮地に追い込まれた時に、最終兵器とも言える戦術核を使用してくる可能性も捨て切れない。この点では欧米の軍事専門家の間でも意見が分かれる(続きは・・・軍事力で圧倒しているロシアがウクライナに負ける)。

われは南瓜

このタイトルと彫刻をみて、「草間彌生ね」と言える方はアートに造詣が深いに違いない。草間彌生はこれまで多くのかぼちゃ作品を産みだしてきた。この野外彫刻の上にも、草間らしい南瓜模様のオブジェが乗っている。

この彫刻は東京都千代田区丸の内仲通りにある作品で、「われは南瓜」という題がつけられている。いつも眺めている一品なのだが、今日あらためて写真を撮ってみた。

文庫の強さ

少し大きな本屋に行った時、私には確かめることが一つある。文庫コーナーに行き、2015年に文春文庫から出した拙著が棚に並んでいるかどうかである。

7年前の本なので、単行本であれば期待できないが、文庫なのである場合もある。有楽町駅前の三省堂の文庫コーナーには以前もあったので、「今日(3月25日)も並んでいてください」と祈る気持ちでいくと、、、ありました。

『エイズ治療薬を発見した男 満屋裕明』(ブルーの背表紙)。自慢のようになってしまいスミマセン!

豪快さに脱帽

連日ウクライナでの戦闘のニュースを見聞きするたびに、少しばかり塞いだ気分になる。そうした時は楽しいストーリーや心が躍る話を求めたくなるが、今日、ある場所で驚きのシーンにであった。

私は中華料理が好きで、よくランチに中華のお店にいく。いわゆる「名店」も好きだが、「町中華」といった店も好きで、今日は一人で庶民的な店に入り、五目かた焼きそばを注文した。

出てくるのを待っている時、OL風の女性が私の左側のテーブルにきた。ウェイトレスさんが水を運んできた時、その女性は「生を!」と言ったのだ。まだ商品を注文する前である。私は心の中で「ホホッ、イイねえ」と呟いていた。

女性のビールが運ばれてくるのとほぼ同時に、私のかた焼きそばが来た。私はお酢をかけて、かた焼きそばの麺が少しばかりシンナリするのを待っていた。ウェイトレスさんが女性の注文をとりにきた時、その女性は「もう一杯!」と言ったのだ。明確な滑舌だった。

オーダーする前に一杯目を飲み干していたことに驚き、チラリと彼女をみた。20代と思われる女性は普通体型で、長髪のなかに女性の艶やかさが隠されたような、どことなく神秘的なムードを漂わせた人だった。そして「中華丼の大盛り!」と言ったのだ。「オオッ、イイねえ」である。

ランチにビールを注文する人は少なくないが、2杯である。しかも驚いたことに、中華丼が運ばれてきたときに、女性は「おかわり!」と言って3杯目を注文したのである。その豪快さに感服し、私は握手をしたい気分だったが、必死にこらえてかた焼きそばに集中した。4杯目にいくのかどうか見守っていたが、結局3杯と中華丼の大盛りでその日は終わったようである。

男でもここまで豪快な飲みっぷり、食べっぷりの人にはなかなか出会えないので、なんとなく得した気分になった。そして店をでる時、私の顔には笑顔がついていた。

昨日を越えて

いきなり「昨日を越えて」と記して、何のことかと思われるかもしれない。今日、ネット上である英文記事を読んでいると、この「昨日を越えて(Beyond Yesterday)」という表現がでていたのだ。

別に目新しい言葉ではない。誰でも見聞きしたことのあるフレーズかと思う。だが、あえて自分自身に「昨日を越えて」という言葉を投げかけるといったことを何年もしていなかったことに気づいた。どちらかと言えば、私よりもずっと若い人たちが夢を実現させるために、また未来に向けて新たな一歩を踏み出すために、さらに自分自身を前進させるために、「昨日を越えて」という言葉が使われているかと思う。

歳をとると、こうしたフレーズを意識して口に出し、さらに実行に移そうとすることが億劫になり、だんだん「いつも通りに」的な生き方になっていってしまいがちになる。

けれども「昨日を越える」という心持ちは大変価値のあることかと思う。気持ちの持ち方しだいなのだが、毎日フレッシュな気持ちで前を向くために「Beyond Yesterday」という言葉をしばらく口にしてみたいと思う。