おひさの自撮り

3月9日昼下がりの有楽町駅前広場です。

ずっとブログの更新はしていますが、「最近ホッタさんの写真がでていないですね」とある人に言われたので、久しぶりに自撮りをしてみました。

それなりに老けました・・・

今日のお宝(30):うな重

今朝は久しぶりに文化放送に行って「くにまるジャパン極」の生番組に出演。昼前に終わり、無性にうなぎが食べたくなったので、仕事場に行く前に帝劇の地下にある「菊川」に寄りました。めくりあがりが気に入っています。

Media appearance

明日の放送メディア出演予定:

・3月7日(月)9:00am 文化放送 AMラジオ(出演は11:00am頃から)『くにまるジャパン 極 

ひさしぶりの「くにまるジャパン極」。短い時間ですが、スタジオでロシアによるウクライナ侵攻が1年ほど前から練られていたということを、英シンクタンクの報告書を紹介しながら話をする予定です。

本当の戦闘

ウクライナでの戦闘が日に日に激しさを増している。メディアが伝えるウクライでの現状は主にキエフ、ハリコフ、リビウといった都市からのものが多く、テレビ映像で確認できるのはミサイルが着弾したり、ビルが炎上しているところなどで、かなり断片的である。

だがロシアとウクライナ政府が公表した死傷者数を眺めると、2日時点でロシア軍の死亡者は498人で、負傷者は1597人。ウクライナ軍側は死亡者が2870人以上で、負傷者は3700人超という数字であり、相当な数にのぼる。この中には民間人は含まれておらず、兵士だけで両軍合わせて数千人単位の死傷者がでている。ということは、かなり激しい市街戦が繰り広げられているということを意味する。

テレビやネットでは戦闘の様子は動画としてほとんど上がってきていない。というのもジャーナリストが「ドンパチ」の現場に足を踏み入れないかぎり、受け手側は「本当の戦闘」を散見できないわけで、ウクライナで現在進行中の戦争はわれわれが想像するよりもはるかに過酷で厳しいということだ。

戦争の悲惨さというものを伝えるために、そうした過激で辛辣な現場を市民に送りとどけることは極めて重要であると考えるが、それが叶わないのであれば、悲惨な現場に思いを馳せることも大切だと思っている。

練り込まれていたウクライナ侵攻

ロシアによるウクライナ侵攻が止まらない。すでに首都キエフへの軍事攻撃がはじまっているが、複数の情報から、ロシアは1年以上前からウクライナへの侵攻を計画していたことがわかってきた。

イギリスの王立防衛安全保障研究所(RUSI)は2月15日、「ウクライナ破壊の陰謀」という19頁の報告書を公表しており、今日ネットでダウンロードして読み通してみた。同報告書によると、ロシア側の究極的な狙いは軍事侵攻によって「キエフをロシアの支配下におくこと」であるという。

多くの人が「そうあってほしくない」と願っていると同時に、「ロシアであればそれが目的だろう」との思いがあったはずだ。だがはかない期待は裏切られ、このままではロシアはウクライナを制圧することになる。同報告書では、ロシアの最終的な動機は「イデオロギー的なもの」であると書くと同時に、プーチン大統領が支配を強めているベラルーシ同様、キエフも屈服させることであると結論づけている。

ロシアはウクライナの地方行政に広く精通しているといわれ、同国を掌握した場合、占領地の地方行政を運営していくうえで必要な人材の相関図の作成に重点を置いていることがわかっている。さらにロシア政府に敵対的な人物のリストさえあるという。

同報告書は両国の戦力比較から、キエフはすぐにでも包囲されると予想している。ロシアが総攻撃に踏み入れば、数日内に陥落するとの記述さえある。ただウクライナ国内からの抵抗が長期におよぶことになれば状況は緊迫してくる。欧米諸国がウクライナのバックにまわり、多方面から協力体制を築くことがなによりも重要になる。しかも迅速な行動がもとめられる。

しかし現時点では、まだ確定した未来図は誰も描けていない。