2020年、急速に高まる北朝鮮の脅威

12月初旬、北朝鮮の金正恩委員長はドナルド・トランプ大統領(以下トランプ)にクリスマス・プレゼントを贈るとしていたが、米時間25日を過ぎても米国側には何も届かなかった。

トランプはフロリダ州の別荘で、「ミサイルテストかもしれないし、美しい花瓶を贈ってくるかもしれない」とテレビカメラの前で余裕の笑みを浮かべたが、実際は胸をなでおろしていたかもしれない。

というのも米軍関係者の間では、北朝鮮の長距離弾道ミサイル(ICBM)が米国に向けて発射される可能性が取り沙汰されていたからだ。

地球観測衛星を手がけている米企業プラネット・ラボは今月、北朝鮮北西部の平城市に新たな長距離弾道ミサイルの生産関連工場が完成していると解析。ミサイルの移動式発射装置も確認していた(続きは・・・2020年、急速に高まる北朝鮮の脅威)。