イラン攻撃へ準備整えた米国

戦争は突然始まるわけではない。過去の戦争がどういった経緯で開始されかを追うと、いくつもの布石が打たれていることに気づく。

米国とイランによる軍事衝突の危険性が高まっている。戦争には至らないと考える専門家もいるが、実は米政府はすでに戦争に向けていくつもの布石を打ち始めている。

その一つが米政府高官によるイラク・バグダッド訪問だ。

高官は今月に入り、イラクのアーディル・アブドゥルマフディー首相と面会している。中東問題を35年以上も取材するジャーナリスト、アリジャ・マグニール氏によると、米政府高官はイラク側に2つの依頼をしたという。

1つ目はイランとの商業活動と金融取引の停止である(続きは・・・イラン攻撃へ準備整えた米国、一触即発の危機)。