Media appearance

明日の放送メディア出演予定:

 

・7月1日(月)9:00amから 文化放送AMラジオ(出演は11:00am過ぎから)『くにまるジャパン 極 

 

G20について触れます。特に日本のメディアがあまり触れていない欧米からの見方をお伝えしようと思っています。

最初からG20が「一つにまとまった」とは言えない状況がいまの現実的な世界です。アメリカは相変わらず超大国ですが、中国やロシア、日本、さらにEU、インド、ブラジルなどが世界的に重要なプレーヤーになってきてきます。多極化の時代のなかで、それそれがどう向き合うべきか。日本は全方位外交と同時に、アメリカ以外にも新たな親密国をつくってもいいかもしれません。

トランプのイラン強硬策、裏にユダヤ系超大金持ち

大阪でのG20サミットに出席するため、ドナルド・トランプ大統領(以下トランプ)が来日した。

しかし、イランと米国の軍事的緊張が高まっており、日本にいても心中穏やかでないはずだ。

なにしろトランプはツイッターで「イランが少しでも攻撃すれば、偉大かつ圧倒的な力で迎え撃つ」と相変わらず好戦的な姿勢を書き込んでいるからだ。

今月21日には軍事攻撃の10分前にミサイル攻撃を中止したが、いまでも臨戦態勢を崩していない。

イラン側も強気の態度を変えていない。イランの報道機関によると、ロウハニ大統領は「ホワイトハウスは精神疾患を患っている」と発言し、相互の挑発は続いたままだ。(続きは・・・トランプのイラン強硬策、裏にユダヤ系超大金持ち

トランプの反協調主義

今日の昼、ブルームバーグがトランプの日米安保条約破棄の可能性を言及したニュースを配信した。私的な会話のなかでトランプが条約破棄について触れただけなので、いますぐ事態が動くわけではない。

いかにもトランプらしい「反協調主義」の表れであるが、条約破棄の意向そのものは何も新しいニュースではない。大統領選の最中である2016年5月、ほとんど同じ内容のことを口にしている。

日本は日米貿易では黒字が続いており、日本はアメリカに頼らずに自分で防衛すべきという、まっすぐ過ぎる思いである。

だがこれは戦後の両国関係の流れを無視したあまりにもうぶで、思慮に欠けた発言である。3年前も発言直後は問題視されたが、周囲に諭されてそれ以上安保条約破棄について発言することはなかった。

たぶん、今回はG20を前にして日本をけん制する意味があったのだろう。3年前は、米軍が日本から撤退したあとは、日本は核武装することになるといった愚見を述べてもいて、あまりにも詰めの甘い言い分にあきれてしまう。

政治家経験がないことから、外交はいまでも素人であることを証明している。地政学的な日米同盟の重要性も認識しておらず、もっとも信頼できるはずの同盟国を裏切ることになる危険性を理解していない。

これは単に自分勝手というレベルでは済まないことである。アメリカが反協調主義を採ることで、世界がどれだけ不安定になるかをわからないといけない。

白いサイ

takahashi2.6.24.19

今晩、東京都中央区京橋のギャラリーに足を運んだ。画家、高橋常政氏の個展のオープニングパーティーがあったからで、私は彼が描く絵が大好きだ。

特に動物たちはみな愛嬌があり、観る側に暖かさを運んでくれる。人柄が作品に表われるのは絵も小説も同じだ。

真ん中の絵は白いサイで、水彩、アクリル、墨、金箔が使われている。

「買い手はついているんですか」と訊くと、「まだです」とヒトコト。

顔を近づけて値段をみると、43万2000円とあった。