11月4日昼過ぎ、有楽町の東京国際フォーラムの前で、ギタリストのダニエル・コフリン氏(38)が生ギターを奏でていた。繊細な音色ながらも、心に訴えてくるものがあり、足をとめて聴き入った。
コフリン氏は日米のハーフで、福島県で生まれ育った。高校卒業後からアコースティックギターでのソロ演奏を始めるようになったが、ギター演奏だけで歌は歌わない。本当は美声の持ち主なのではないかと思っているのだが、、、、。
今日(12月17日)は、北朝鮮の金正恩総書記が権力を握ってからちょうど10年目にあたる日だ。それは前総書記の金正日氏が他界した日でもある。
当ブログでも記したが、ちょうど10年前に私は北朝鮮を訪れる機会があり、北京経由で平壌に入って「かの国」を見てきた。国交はなくとも、北京の北朝鮮大使館で旅行者カードを取得でき、観光目的で入国はできる。
10年前は走っている車の数がたいへん少なく、平壌から板門店まで(約170キロ)にすれちがった車はたった10台でしかなかった。それはマイカーを所有する人が極端に少ないということであり、経済的に西側諸国と比較するとかなり窮乏化が進んでいるということでもある。
しかし、各地で出会った市民の顔からは不思議と困窮しているという表情はなく、食べるものは食べているという印象を受けた。
あれから10年がたち、金正恩体制になって北朝鮮国内の経済事情がどう変わったのか、さらには市民の生活がどう変化したのか探りたいが、次回の訪朝はまだ見えていない。
この写真をご覧になって、たまたまうしろ脚で立ち上がった犬が写真に撮られたと思われるかもしれない。
実は、米コロラド州西部のユーレイという町に住むケイティー・パセックさんの飼い犬「デクスター」は、二足歩行する犬なのだ。6歳になるデクスターは5年前、交通事故にあって右の前脚に重症を負った。事故後すぐに獣医のところに運ばれたが、切断しか選択肢はなく、右脚を失った。同時に左の前脚も損傷を負っていたため、四足で歩くことはできなくなった。
傷が癒えるまで、数カ月かかった。だがパセックさんは、デクスターがうしろ脚2本で立ち上がり、みずから二足歩行を学習しはじめていたことに気づいていた。
いまでは「犬は二足歩行する動物」と思われるほど自然に立ち上がって歩く。順応という秘めた力には目を見張らざるをえない。