逮捕します!

映画やテレビドラマ以外ではなかなか聴けないセリフである。

大統領選の取材でニューハンプシャー州に飛び、連日100キロ以上も走り回っていた。同州を地図で眺めるとアメリカ北東部の小さな州にすぎないが、車で走るとかなり広いことに気づく。

サンダーズ候補の集会を取材するためにホテルから北西に70キロほど走り、次にブダジェッジ候補の演説を聴くために北東に60キロほど走る。そのあとホテルに戻るために数十キロを移動するといった具合である。それだけ走っても同じ州なのである。

現地に入って2日目。ハイウェイを走っていると、背後からヘッドライトをピカッと点滅された。ルームミラーを見ると真後ろにパトカーがきている。制限時速よりはスピードがでていたが、車の流れの中で運転していると思っていた。だが停まれという指示がきた。

路肩に寄せると、すぐに警察官が助手席側の窓にやってきた。窓を開けて、「イエス、サー」と話しかける。

「免許証を見せてください」。どういう理由で私を停めたのか、理由を言わなかった。国際免許証を見せると、「この免許証はこの州では使えません。逮捕します」。冗談を言っているわけではない。警察官は真剣な眼差しだった。

私の脳裏に2つのことが去来した。一つは「生まれて初めて手錠をかけられるかもしれない。やっかいなことになる」であり、もう一つは「これは面白い経験ができそうだ。記事に書ける」だった。

ただ私も言うべきことは言わないといけないと思い、「この車はレンタカーで、空港でちゃんと手続きをして借りている。国際免許証が使えないとは言われなかったし、そうであれば車を貸しだしたレンタカー会社に責任があるはずだ。私に非はない」と一気に言った。そして「私はジャーナリストで、いま予備選の取材をしているところだ」とつけ加えた。

すると警察官は「このままではまた車を停められた時に逮捕されるかもしれないので、空港まで戻ってください」とだけ言って、引き下がっていった。心の中で「エッ、逮捕しないの。もう行っちゃうの?」という思いと同時に「ヨッシ!」との叫びもあった。

そのあとも私は同じ国際免許証を使って同じ車を運転しつづけた。現地を出発する日に空港で返却したとき、警察官に停められた話をすると、「それはおかしい」とだけ言われ、あれはいったい何だったのかとの思いがある。

本当に何だったのだろうか?

ここはどこの国でしょうか

<ノーヒント>

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アメリカ合衆国。東部マサチューセッツ州北部ヘーバリルという都市のダウンタウンです。田舎町ですが、落ち着いたカフェやレストランがあり、和みます。

ニューハンプシャー州予備選の取材に出ていて、しばらくブログの更新ができませんでした。

普段着のベトナム

ベトナムに行った時のブログを7月に数回載せました。たくさん写真を撮ったので、「普段着のベトナム」と題して、最後に数枚思い出の写真を載せます。

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ハノイ市内の路上はいまバイクで溢れています。でもフルーツや野菜、魚を売る行商の女性たちも負けていません。


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ハノイ市内の路上に立っていた警察官。「写真を撮ってもいい?」と英語で訊くと、笑顔でうなづきました。けれども横にいた上司がイヤな顔をしたので、少し戸惑っています。

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ハノイ市内にあるドンスアン市場の帽子屋さん。「ここにはどんな帽子でもあるよ!!」

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「ハノイで一番おいしいフォーのお店は?」とトゥクトゥクの運転手さんに訊いて、たどり着いたお店が「フォー10(フォーティン)」。2019年3月に東京池袋にも進出していました!近々に行ってみたいと思います。

ここはどこの国でしょうか

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<ヒント:写真内の新聞>

<答:ベトナム。首都ハノイの路地裏でのランチ時のヒトコマ。奥に食べるところがあります。下の写真が私がオーダーした組み合わせ。山盛りのご飯の上に好きなおかずを4品乗せてくれて5万ドン(245円)。>

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また食べ物の話で恐縮だが、アメリカに戻るとどうしても滞米中によく食べていたものをトライすることになる。

昨日、車を走らせていると「IHOP(インターナショナル・パンケーキ・ハウス)」が目にとまった。アメリカでは「アイホップ」という呼び名で親しまれている店で、全米に1800店舗以上もあるパンケーキ屋である。

24時間営業なので今朝、早めに起きて食べにいってきた。

20190604breakfast

これが私が選んだコンボである。スクランブルエッグの量は、卵3〜4個分だろうか。パンケーキはお皿が小さいので、かなり小さく見えるが、普通サイズの大きさだ。ここにオレンジジュースとコーヒーが加わる。

実は当ブログで2015年6月でも同じような朝食を紹介した。その時はちょうどトランプが登場しはじめた時で、取材を通して「トランプが共和党の代表候補になる可能性は十分にある」ことをつかんだ。

今回も来年の大統領選を念頭にした取材で、いろいろな人と話をするとトランプ再選の可能性は(残念ながら)十分にあるというのがここまでの感触である。

前回の選挙のように「ヒラリーが勝ちます」と断言して外れるととんでもないことになりかねないので、冷静に状況を見つめていきたい。民主党では前副大統領のジョー・バイデンが首位にきているが、ゲイ候補のピート・ブディジャッジも善戦しており、いま支持率を上げてきている。(敬称略)